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パティ・スタンダード・バターケース●山桑の木#02
Category :
pattie standard
画像と同じ商品をお届けします
こちらの3枚の画像はクリックで拡大します
お買い上げいただきました。ありがとうございました。
◇お申し込みが、複数、多数の場合は、抽選を行ないます。
◇お譲りする方へは、お申し込み締め切り後に、
メール(翌日までに要返信)で、ご連絡を差しあげます。
◇当webサイトのトップページでは、お申し込み締め切りから30分後に、
お譲りする方のご氏名の
イニシャル(+お住まいのエリア)を、掲載します。
◇くわしくは
「ご購入の申し込み・お支払いについて」
を、必ずお読みください。
販売数は、1つとなっております。
1回の販売期間で、お申し込みは1回、合計1つまでとなっております。
150g、200g、250gのバターが入ります。
450g用「パティ450」はこちら
をご覧ください。
山桑の木の白眉、色の熟成と変化を、存分に楽しみたい。
この山桑の木のバターケースが目指すところ。
それは、右の写真が示すところ。
いちばん上の画像、色が左右で異なります。
まず、左側。
板材にしてから、1年と8か月たった
山桑の木の色です。
いっぽう、右は、ご参考までにと、
材の表面を削ってみました。
そうなんです。
今回リリースする山桑のバターケース、
その色と、同じですね。
できたての、さわやかな
浅黄(あさぎ)な色も良いけれど。
熟成が進んだ、シックな
聚楽(じゅらく)な色も、これまた、良い。
山桑のバターケースを手に入れたなら。
この、左側の色を目指す。
そんな、到達点を有するバターケース。
小粋なもんです。
バターケースを製作する際は、
最終工程で、オイルを施しますし、
バターケースは、一日のほとんどを
冷蔵庫という暗所で過ごすので、
すぐに、色が変化するわけではありませんが。
いずれ、この色になってくれるわけです。
ああ、楽しみ。
とはいっても、作者の私は、
見ること、できないのですが……。
工房に何枚かある山桑の板材のなかでも、
木目の流れが安定している部分を用いました。
サイドの木目の流れのうち、1本、濃い色のラインがあります。
木目、イコール、年輪。
そして、木目の線は、冬に成長した部分にあたります。
濃色の木目が形成された、その冬に、いったい、なにがあったんでしょうか?
木に問うても、答えは返ってきません。
たぶん、きっと。この山桑の木にとって、厳しい冬だったのでしょう。
木工に、正面から取り組んでいるクラフトマンや、経験値の高い職人なら、
「クワの木」あるいは「ヤマグワ」と聞けば、
「おお……」というリアクションが返ってくるでしょう。
もし、「クワ」と問いかけて、反応がなければ。
その仕事と興味の範囲、限定されている、と推測していいかもしれません。
(かといって、クワに反応すれば、優秀な木工屋さんとはかぎりませんが。)
くわしくは、後述の「木について」を、お読みいただければよいかと思います。
希少材です。
木材屋さんに「クワの木、お願いします」と、問うても。
たいてい「ないですね」と返ってきます。
東京は木場あたりの高級材を扱う、いわゆる「銘木屋さん」なら、持ってますが、
正直なところ、わたしには、予算の関係で、手がでません。
この山桑の材は、2013年の春、とある木材の競り市に出かけた際、
土場の端に、ひっそりと積んであるものを、目ざとく見つけて、落札しました。
たまたま、競りのライバルが少なかったのが幸いして、
当工房、スクエアクラフトにやってくることになりました。
一般的な工芸材とは、クオリティも、プライスも、ワンランクちがいます。
つきましては、お譲りする値段にも、若干ですが、反映されることになります。
あとは、使い手の方にとって価値があるか、ご判断いただければよいとおもいます。
幾冬、幾夏を経て、あなたのところに、桑の木のバターケースがやってきて、
同じ屋根の下で、同じだけ、歳月を過ごすということは。
それは、バターケースも、あなたも、同じだけ歳を取る、ということ。
そう考えれば、山桑の木のバターケースの価値、素晴らしきものに思えるはず。
それなりの時間が経過して、色に渋みが加わったなら……どうなるんだろう。
わたしにも、予測がつきませんが、
「雅趣」(がしゅ:風雅なおもむき)の領域まで達すること、確実。
熟成する楽しみ。山桑の木のバターケースで。
移ろいゆく色、目の当たりにしてみませんか。
それは、ありきたりのバターケースでは得られない、素敵なできごと。
日々の暮らし、なんだか単調に過ぎるかな、と、思われる向きにも。
顕著なる変化、確実なる成果が、
これから、あなたの目の前に展開されていきます。
画像と同じ商品を、お渡しします。
色や質感は撮影やモニターの具合により、誤差があります。
このバターケースの重量は433g(製品完成時)です。
木について
●ヤマグワ/山桑/Morus bombycis, Japanese mulberry
ヤマグワの木の説明をするときには、
「マグワ」と「ヤマグワ」の違いについて、
まず、説明しなければなりません。
マグワ(真桑)は、
日本のどこの里でも見られた木です。
その葉、蚕(カイコ)が食べまして、
繭(まゆ)が、絹の原料になります。
むかしは、どこでも
お蚕さんを飼っていたものです。
なので。
「桑の木」と聞いて、ピンとくるのは。
きっと、ご年配の方、かなと。
そのクワの木、
きっと「マグワ」だったハズです。
いっぽう「ヤマグワ」は。
そのマグワの木の葉が
手に入らないとき、山から葉を採ってきて、
蚕に与えていたようです。
お蚕さんにとっては「マグワ」ですが。
木材の利用としては、
もっぱら「ヤマグワ」となります。
ひとことでいえば「超高級材」
とくに、伝統工芸において珍重されており、
茶箪笥(ちゃだんす)、長火鉢など、
高級和家具の材料として、
いまでも、たっとばれています。
江戸指物の世界では、
「やっぱり、山桑」という作家さんも多く、
ここ一番、大切な作品のために、
最上のヤマグワの材を
こっそり、キープしていたりします。
ヤマグワの樹は、大きくなっても、
樹高12メートル、直径が60cmほど。
しかし、昨今、そのような木は、
ほとんど見かけることはなく、
ハンパじゃなく希少材になっています。
とにかく、色が大きく変化します。
黄色→山吹色→茶褐色へ。
わたしの知っているかぎり、
色が移ろう幅として、
ヤマグワの右に出るものはありません。
気乾比重:0.62
上2点と下の写真は、2012年7月、
札幌市は北海道大学農学部にて撮影。
幹や枝は、くねりにくねって、
ひっそりとたたずんでおり、目立ちません。
北海道では、カイコのエサとして、
マグワより、こちらのヤマグワのほうを、
エサとして、与えていたとのこと。
山桑の木は雌雄異株、
オスの木とメスの木がありまして、
メスの木には、実がなります。
下の写真、小さく赤い実が見えるでしょうか?
鳥に食べられて、ほとんど残っていませんが…。
(C)Kazuki KAWAHARA/
SQUARE CRAFT FACTORY
◎画像の使用は、
ご連絡をいただき
、
当ページへのリンクをお願いいたします。
パティ・スタンダード
について
安曇野の木工工房、
スクエアクラフトファクトリーの
「Pattie Standard バターケース」は、
スーパーなどで広く市販されている
200gサイズのバターのためのバターケースです。
弓なりな曲線で構成される、
木の美しさを存分に引き出すデザイン。
ボトムに配されたアーチは、
デザインのためだけでなく、
バターケースを持ちやすくするため。
アーチの下に指をすべり込ませれば、
容器がワン・ハンドで持てる。
「持ちにくい」という
皿型のバターケースの難点を、
シンプルに解決してくれます。
皿型だから、バターが切りやすい。
削って使っても、最後まで削りやすい。
底はステンレスで、バターを清潔に保存。
取りはずし可能で、かんたんに洗えます。
木製のバターケースは、
冷蔵庫の冷気からバターを守ってくれる。
木の素材そのものが、
空気をたっぷりと含むから、
バターを、適度な硬さで保存できます。
「普段使いのバターを、特別なバター入れに」
お好きなパンに、いつものバターをそえて、日々の暮らしのそばに置いていただきたい。
そんな気持ちで。
信州・安曇野の工房で、日々、余念なく、心をこめて、
ひとつひとつ、製作しています。
***
「パティ・スタンダード」は、エシレバターなど輸入もののバターに多い
250gサイズのバターも入るよう設計されています。
ただし、メーカー、種類によって、寸法に大きな違いがあるので、
ご愛用のバターのサイズと、本商品の内寸をご確認のうえ、ご購入ください。
***
くわしい「パティ・スタンダード・バターケース」の商品説明は、
こちらをごらんください ≫
●外寸:長さ16.8×幅10.4×高さ9.1cm ●内寸:長さ13.3×幅6.9×高さ4.8cm
(設計寸法です。実寸とは若干の誤差があります)
◇材料:木(底板はステンレスとシナ材)
◇オイル塗料は、食品衛生法適合品を使用しています。
販売価格
12,000円(税込13,200円)
在庫数
受け付け終了しました
お買い上げいただきました
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【ご購入を希望される方へ】
商品販売は
「抽選制」
となっております
ご購入を希望の方は
「ご購入申し込み」
が必要です
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掲載の商品は「1点かぎり」です
ご購入を決められましたら
早めのお買い上げをおすすめします
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こちらのページ
「購入申込み・お支払いについて」
もお読みください
ご覧いただき、ありがとうございます。
商品をご購入を希望される、すべてのお客様へ。
2013年の1stロットより、販売方法を変更しました。
販売は、ご希望の方からお申し込みをいただき、
そのなかから、抽選で決定させていただきます。
これまでは、発売開始の日時を決めて、
先に申し込まれた方に、
お買い求めいただいておりましたが、
発売時間直後に、当webショップへのアクセスが集中し、
事実上の「早い者勝ち」になることが、
しばしば見受けられるようになりました。
このままでは、販売方法を
公平に保つことは難しくなりましたので、
「申し込み→抽選制」での販売に
切りかえることにいたしました。
なお、抽選後の「当選のご連絡」は、
メールにて行ないますが、
確実を期すため「要返信」とさせていただきます。
なお、ご返信いただくことが、
ご購入(当選)の条件となります。
つぎのご購入ステップの「お支払い・ご決済」は、
そのあと、メールにて差し上げます。
詳細は、別ページ
「購入申込み・お支払いについて」
で、
お申し込みから、抽選について、
そして、お支払い・ご決済、商品お届けまでの
くわしい流れを説明しておりますので、ご覧ください。
抽選販売は、クラフト・雑貨系のオンライン販売としては、
あまり見られない方法です。
ですので、上記リンクから説明ページへお入りいただき、
ご理解をいただいた上で、お申し込みいただくよう、
重ねて、お願いいたします。
2013年1月11日
川原カズキ/スクエアクラフト&クラフト・オンライン
当ショップ「クラフト・オンライン」では、
「スクエア クラフト ファクトリー」の工房にて
製作した商品を、1つずつ撮影し、
個別に紹介記事を作成し、UPしております。
商品の在庫については、
ほとんどのプロダクトについて、
ストックはありません。
いま、ご覧いただいている商品は、
どなたかにお買い上げいただきますと、
「売り切れ」となります。
売り切れの商品について、
「同じ(樹種の)商品は、ありますか?」という
お問い合わせをいただくことがあります。
これにつきましては…
「つぎ(以降)のロットをお待ちください」
と、お答えするか、
「材料が、もうないので、発売予定はありません」
と、ご返事することになります。
個人で製作、販売を行なっておりますので、
たくさんの数を作って、販売することはできません。
事情をご理解いただくとともに、
売り切れの際は、ご容赦いただきますよう、
よろしくお願いいたします。
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カルピスバターに携わる人たちが披露してくれる、とっておきのカルピスバターのレシピがぎっしり。カルピス社監修、カルピスバターの公式ガイドブック。スクエアクラフトの「パティ450」も紹介されています。
工房のこと 安曇野のこと
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