パティ・スタンダード●ブラックウォールナット#08

Category : pattie standard

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販売数は、1つとなっております。
1回の販売期間で、お申し込みは1回、合計1つまでとなっております。
150g、200g、250gのバターが入ります。450g用「パティ450」はこちらをご覧ください。
 
ブラックウォールナットを好む、そのワケを、DNAレベルで紐解く。



もし、わたくし、カワハラカズキが。
「日本人と木」ということで、話をしてくれ。
と、乞われたならば。
ブラックウォールナットについて話しましょう。

そりゃ、スギやヒノキとか、
ヤマザクラやケヤキとか、
日本を代表するメジャーな木、あります。

だけども。
日本人は、茶色の木が好きなんです。
なぜか?
いろいろ考えられますが。
「古色蒼然」や「わびさび」など、
枯れた風合いを好むから、と考えています。
古民家の煤けた梁や柱の渋い色合いに、
こころ落ち着く方も多いはず。
そもそも、DNAレベルで、
茶色の木が好きなんです。


トップの材の、オーバルな木目。
作り手の主観になりますが、好きです。
静かなる水面に、そっと、小石を投げたとき、
そっと波紋が広がる、そんな感じ。
このプロダクトと対峙していると、
凛とした心持ちになります。

サイドは、弓なりな3面と、
右上がりの1面で構成されています。
4面続きの材を、順に組んでますが、
4枚目は、根に近い部分にあたるため、木目が、グンと広がります。
そこを生かして「末広がり」「尻上がり」になるよう、材をレイアウトしています。


スクエアクラフトのプロダクトとしては、
山桜と肩をならべる製作数を誇る
ブラックウォールナットのバターケース。

ブラックウォールナット、とくれば。
「ああ、茶色ですよね」となりますが。
たんに「茶色の木です」というだけでは、ここまで人気のある樹種にはなりません。

じっと、眺めていると。
ブラウンといっても、いろんな色のブラウンで、材が構成されていることに気づきます。

濃い茶色で、木目のラインが走っています。
木目というのは、つまり、年輪のこと。
年輪は、ご存じの方も多いかと存じますが、冬場に木が、ゆっくりと成長した部分。
すなわち、ブラックウォールナットの木の幹は、
冬に育った濃いブラウンと、夏に育った浅いブラウンで、構成されているということ。
この木の産地は北米の東部で、北の方ですから、気候でいえば、亜寒帯。
北米東北部のコントラストのある四季の移ろいが、
このブラウンの同系色の輪を作るわけです。

ブラックウォールナットの美しさは、
光があたって、輝いている、シルバーな部分にもあります。
パティ・シリーズは、曲面で構成されているから、光があたると、コントラストがつく。
そのコントラスト、ブラックウォールナットだと、より、強調される。
明と暗、光と影が織りなす、意味深長なる気色。
茶色のバックで撮影しても、確固たる存在感があります。

もっと、考えてみる。
ブラックウォールナットが、なぜ、みなに好まれるのか……。

「食卓を構成する、いろんな色と相性が良い」
これもあると思います。

 インテリア空間を構成するホワイト。

 アイボリーや赤のギンガムチェックのテーブルクロスや、ランチョンマット。

 フォークやナイフなど、シルバーのカトラリー。

 きつね色に焼けたパンの色。

 グリーンサラダのレタス、マーシュや、いんげんのグリーン。

 コーヒーのチャコール・ブラウン、カフェオレのベージュ色……などなど。

思いつくまま挙げても、とにかく相性が良いです。

と、説明が長くなりましたが。
ブラックウォールナットは、
『ブラックウォールナットじゃなきゃ。』
そう思わせる魅力があるのです。

こうして、ブラックウォールナットのバターケースを前にすると。
「ブラックウォールナットって、イイよね」と、しみじみ、思います。

曲面に光があたって生ずる陰影が醸し出す、この“わびさび感”は、
日本に暮らさないと、理解できないものかもしれません。

画像と同じ商品を、お渡しします。
色や質感は撮影やモニターの具合により、誤差があります。
このバターケースの重量は364g(製品完成時)です。
 

木について
●ブラックウォールナット/黒胡桃/Black Walnut

木材市場で
どんどんセリ値が上がる、ブラックウォールナット。

その理由は第一に、その色にあります。
茶色を持つ樹種は、
それほど多くはありません。
シックでナチュラルなブラウンは、
ブラックウォールナットにしかない色。
なにせ「ウォールナットいろ」という言葉が、
塗料業界にあるぐらいですから。

そして、切りやすい、削りやすい、精度が決まる。
茶色い材で、加工がしやすい、というものは、
さらに限られてきます。

だから、流通量が多くても、需要が高いので、
経済の原則に従って……というワケなのです。

ウォールナット=クルミ。
もちろん、クルミの実がなります。

実がなる、木材として高く売れる。
もし、私が山を所有していたら……。
ブラックウォールナットを植えたいかな……。

北米産です。
それだけに?
この材には、銃弾が入っていることが、あります。
いかにも、アメリカンなハナシ。

ちなみにわたしは、
そんな材に“当たった”ことは、まだありません。

気乾比重:0.63





外国種で、国内では自生してません。
また、植えられることもほとんどありません。
というわけで。こちらは、日本で生育する、
めずらしいブラックウォールナット、
というわけです。

写真上と右下は、2012年7月、
北海道大学植物園(札幌市)にて、川原カズキが撮影。

(C)Kazuki KAWAHARA/SQUARE CRAFT FACTORY
◎画像の使用は、ご連絡をいただき、当ページへのリンクをお願いいたします。
 









パティ・スタンダードについて

安曇野の木工工房、
スクエアクラフトファクトリーの
「Pattie Standard バターケース」は、
スーパーなどで広く市販されている
200gサイズのバターのためのバターケースです。

弓なりな曲線で構成される、
木の美しさを存分に引き出すデザイン。

ボトムに配されたアーチは、
デザインのためだけでなく、
バターケースを持ちやすくするため。

アーチの下に指をすべり込ませれば、
容器がワン・ハンドで持てる。
「持ちにくい」という
皿型のバターケースの難点を、
シンプルに解決してくれます。

皿型だから、バターが切りやすい。
削って使っても、最後まで削りやすい。

底はステンレスで、バターを清潔に保存。
取りはずし可能で、かんたんに洗えます。

木製のバターケースは、
冷蔵庫の冷気からバターを守ってくれる。
木の素材そのものが、
空気をたっぷりと含むから、
バターを、適度な硬さで保存できます。


「普段使いのバターを、特別なバター入れに」
お好きなパンに、いつものバターをそえて、日々の暮らしのそばに置いていただきたい。

そんな気持ちで。
信州・安曇野の工房で、日々、余念なく、心をこめて、
ひとつひとつ、製作しています。

***
「パティ・スタンダード」は、エシレバターなど輸入もののバターに多い
250gサイズのバターも入るよう設計されています。
ただし、メーカー、種類によって、寸法に大きな違いがあるので、
ご愛用のバターのサイズと、本商品の内寸をご確認のうえ、ご購入ください。
***

くわしい「パティ・スタンダード・バターケース」の商品説明は、
こちらをごらんください ≫


●外寸:長さ16.8×幅10.4×高さ9.1cm ●内寸:長さ13.3×幅6.9×高さ4.8cm
(設計寸法です。実寸とは若干の誤差があります)
◇材料:木(底板はステンレスとシナ材)
◇オイル塗料は、食品衛生法適合品を使用しています。

販売価格

13,500円(税込14,850円)

在庫数 受け付け終了しました
お買い上げいただきました
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 【ご購入を希望される方へ】
 商品販売は「抽選制」となっております
 ご購入を希望の方は「ご購入申し込み」が必要です

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  掲載の商品は「1点かぎり」です
  ご購入を決められましたら
  早めのお買い上げをおすすめします

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こちらのページ「購入申込み・お支払いについて」もお読みください

ご覧いただき、ありがとうございます。

商品をご購入を希望される、すべてのお客様へ。

2013年の1stロットより、販売方法を変更しました。

販売は、ご希望の方からお申し込みをいただき、
そのなかから、抽選で決定させていただきます。

これまでは、発売開始の日時を決めて、
先に申し込まれた方に、
お買い求めいただいておりましたが、
発売時間直後に、当webショップへのアクセスが集中し、
事実上の「早い者勝ち」になることが、
しばしば見受けられるようになりました。


このままでは、販売方法を
公平に保つことは難しくなりましたので、
「申し込み→抽選制」での販売に
切りかえることにいたしました。

なお、抽選後の「当選のご連絡」は、
メールにて行ないますが、
確実を期すため「要返信」とさせていただきます。
なお、ご返信いただくことが、
ご購入(当選)の条件となります。

つぎのご購入ステップの「お支払い・ご決済」は、
そのあと、メールにて差し上げます。

詳細は、別ページ「購入申込み・お支払いについて」で、
お申し込みから、抽選について、
そして、お支払い・ご決済、商品お届けまでの
くわしい流れを説明しておりますので、ご覧ください。

抽選販売は、クラフト・雑貨系のオンライン販売としては、
あまり見られない方法です。
ですので、上記リンクから説明ページへお入りいただき、
ご理解をいただいた上で、お申し込みいただくよう、
重ねて、お願いいたします。


2013年1月11日
川原カズキ/スクエアクラフト&クラフト・オンライン
   
   

当ショップ「クラフト・オンライン」では、
「スクエア クラフト ファクトリー」の工房にて
製作した商品を、1つずつ撮影し、
個別に紹介記事を作成し、UPしております。

商品の在庫については、
ほとんどのプロダクトについて、
ストックはありません。

いま、ご覧いただいている商品は、
どなたかにお買い上げいただきますと、
「売り切れ」となります。

売り切れの商品について、
「同じ(樹種の)商品は、ありますか?」という
お問い合わせをいただくことがあります。

これにつきましては…
「つぎ(以降)のロットをお待ちください」
と、お答えするか、
「材料が、もうないので、発売予定はありません」
と、ご返事することになります。

個人で製作、販売を行なっておりますので、
たくさんの数を作って、販売することはできません。
事情をご理解いただくとともに、
売り切れの際は、ご容赦いただきますよう、
よろしくお願いいたします。



 

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カルピスバターに携わる人たちが披露してくれる、とっておきのカルピスバターのレシピがぎっしり。カルピス社監修、カルピスバターの公式ガイドブック。スクエアクラフトの「パティ450」も紹介されています。

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