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Category : real butter case
ぐんぐん熟成する「けんぽ梨の木」 リアル バターケースとして、 2つめのリリースとなります。 プロダクトそのものを紹介するまえに。 右の写真、ご覧ください。 番号の順に 【1】新しい板材の表面(無塗装) 【2】新しい板材の表面(塗装スミ) 【3】経年変化した板材の表面(無塗装) 【4】経年変化した板材の表面(塗装スミ) となっています。 3と4は、2年経過したところ。 ノコギリ(バンドソー)で切ったあとの 粗い表面なので、 2年ものとしては、色が濃い目に出ていますが。 この、けんぽ梨のパティ450、 現状の色は【2】となりまして、 将来的に、目指す色は【4】の色になります。 樽で長年熟成されたブランデーのような。 濃茶色なんだけど、透明感のある風合い。 バターケースは、一日のほとんどを 冷蔵庫という光のない場所で過ごすので、 すぐに、色が変化するわけではありませんが、 ケンポナシは、比較的、早く熟成します。 5年、10年と使っていただければ、 かなり濃い色になってくれます。 木目の間隔、緻密で、さっくり。 webサイトで、紹介している都合上、 ふれていただけないのが、 とても残念に思えるぐらい、 素敵で、ナチュラル感のある手ざわり。 トップの木目は、ほぼまっすぐで、 いたって素直で、さっぱり。 サイドは、風が丘にあたって、くるりと巻くとき、 その流れを、わかりやすく可視化したときのように、 山なりに、のびやかに弧をえがいています。 ストレスフリーな風合いに仕上がりました。 けんぽ梨って、角が立った感じがなくて、 ほんと、素直で優しい雰囲気。 当らずとも遠からずの表現として「フェミニンな材」といいましょうか。 製作サイドとしては「作って癒される木」です。 そんなケンポナシの木。 甘い果実がつく木だからでしょうか、ほのかに甘い。 そこに、かるーくスモークな香りの要素が加わっています。 あたかもブランデーを熟成させる樽のような香り。 バターケースをくみ上げてからもなお、漂ってきます。 木のバターケースとして考えても、 けっこう、趣味性の高いプロダクトかと思います。 ところで。 「これは、けんぽ梨の木、なんです」といわれても。 正直なところ、どんな木なのか……ピンときませんよね。 かくいう私も、木工職人になるまでは、ケンポナシ、知りませんでした。 (木については、後述の「木について」を、お読みください) 世間に知られていなくても、良い木、優秀な材、あります。 そう思って、スクエアクラフトでは、いろんな木で、木のバタケースを作っています。 バターケースを、あちこちで、ご覧になったうえで、 『ありきたりのものでは、どうも、ちょっとねぇ…』 という感想を持っておられる方にも、ぜひ、おすすめします。
木目の美しい材として知られています。 また、経年変化によって 紅褐色に変化していく性質があります。 蓄材量が限られていることもあって、 最近では、高値で取引される傾向にあります。 木質は、やや重硬とされていますが、 比重には、個体差があります。 加工性は、重いもの、軽いものも、非常に良好。 床の間、柱、内装、造作、装飾等の住宅用に、 楽器、家具材、彫刻材にも使用されます。 めずらしい用途としては 絵を描くときにつかう木炭の原材料や、 三味線の胴にも。 木は、秋になると、果実をつける果軸が、 徐々にふくらんで、甘くなります。 この果軸、酒につけて果酒を作れます。 そのままでも食べることができます。 煎じて飲むと、二日酔いに効くとされています。 この果軸の先に、実がつきます。 大きさは数ミリ程度で、 サルなど、哺乳類が食べます。 (人間は食べません) 果実には種が含まれるので、めでたく運ばれ、 ケンポナシは、子孫を残すことができます。 甘い果実をつける木であるためか、 材にも、甘い香りをまとっています。 ケンポナシの木は、 北海道の一部を除き、日本全国に分布。 ヒマラヤ山脈から中国、 朝鮮半島にも生育しています。 木は、まとまって生育することがなく、 森や林のなかに、ときおり一本だけ見かける、 いわゆる点生する傾向にあります。 気乾比重:0.55〜0.85
13,000円(税込14,300円)
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