お申し込みをいただきました。ありがとうございました。 |
先着販売のプロダクトにつきましては、 お申し込みから3日以内(土日、祝日となる場合は、その翌日)に お支払いを行なっていただくこと、お約束いただける方だけ、ご購入いただけます。 ※今回は、3月30日〜4月10日にお支払いをいただいた場合は、 発送が、4月12日以降となります。都合にて恐縮ですが、よろしくお願いします。 いちばん最初にお申し込みいただいた方だけに、自動送信にて、メールが届きます。 (そのあとのお申し込みは、システム上、できないようになっております) 自動送信のメールが届いた方に、商品をお譲りすること、お約束いたします。 お譲りする方へは、こちらで、先着のお申し込みを確認したあと、 別途、メール(要返信)にて、ご連絡を差しあげます。 ご購入に際しましては、メールへの返信が条件となっております。よろしくお願いします。 ※発売準備と開始の手順です 【21時20分ごろ】発売準備のため、商品の紹介ページは、ご覧いただけなくなります ↓ 【21時30分00秒】受け付けを開始いたします。 |
販売数は、1つとなっております。 1回の販売期間で、お申し込みは1回、合計1つまでとなっております。 |
150g、200g、250gのバターが入ります。450g用「パティ450」はこちらをご覧ください。 |
野太い木目のインパクト。熟成すれば、さらに迫力が増します。 |
手前のハナシで、事情ですが…… なかなか、実現しないものです。 手持ちの材については、 自在に木目が走っており、 小節も随所にあるため、 欠点がなく、整然とした流れの 板材を切り出しにくいという、 製作上の前提条件があるのです。 しかしながら、そもそもとして。 山桑の木というのは、 山のなかで、森のなかで、奔放に育ちます。 それゆえ、 材に、不規則な要素が多分に加わります。 その結果として、 非の打ちどころのないプロダクト、 世へ送り出すに困難であること、 むべなるかな、となります。 ともかくも、ごくごくまれな、プレミアム。 サイドの木目は、きちっと通直で、 しかも、野太い感じが特徴的。 トップは、基本ストレートな木目に、 かるくオーガニックなカーブが加わっています。 山桑の木のバターケースを使っていただく。 その価値は、色の経年変化にあります。 それは、右の写真群、上の画像が示すところ。 色が左右で異なります。 まず、左側。 板材にしてから、1年と8か月たった山桑の木の色です。 いっぽう、右は、ご参考までにと、材の表面を削ってみました。 そうなんです。 今回リリースする山桑のバターケース、その色と、同じですね。 できたての、さわやかな浅黄(あさぎ)な色も良いけれど。 熟成が進んだ、シックな、聚楽(じゅらく)な色も、これまた、良い。 山桑のバターケースを手に入れたなら。この、左側の色を目指す。 そんな、到達点を有するバターケース。 しみじみ、小粋なもんでして、ヒトの所有欲を、巧みにくすぐってくれます。 バターケースを製作する際は、最終工程で、オイルを施しますし、 バターケースは、一日のほとんどを冷蔵庫という暗所で過ごすので、 すぐに、色が変化するわけではありませんが。 いずれ、この色になってくれるわけです。 ああ、楽しみ。 とはいっても、作者の私は、見ること、できないのですが……。 木工に、正面から取り組んでいるクラフトマンや、経験値の高い職人なら、 「クワの木」あるいは「ヤマグワ」と聞けば、 「おお……」というリアクションが返ってくるでしょう。 もし、「クワ」と問いかけて、反応がなければ。 その仕事と興味の範囲、限定されている、と推測していいかもしれません。 (かといって、クワに反応すれば、優秀な木工屋さんとはかぎりませんが。) くわしくは、後述の「木について」を、お読みいただければよいかと思います。 希少材です。 木材屋さんに「クワの木、お願いします」と、問うても。 たいてい「ないですね」と返ってきます。 東京は木場あたりの高級材を扱う、いわゆる「銘木屋さん」なら、持ってますが、 正直なところ、わたしには……予算の関係で、手がでません。 この山桑の材は、2013年の春、とある木材の競り市に出かけた際、 土場の端に、ひっそりと積んであるものを、目ざとく見つけて、落札しました。 たまたま、競りのライバルが少なかったのが幸いして、 当工房、スクエアクラフトにやってくることになりました。 一般的な工芸材とは、クオリティも、プライスも、ワンランクちがいます。 つきましては、お譲りする値段にも、若干ですが、反映されることになります。 あとは、使い手の方にとって価値があるか、ご判断いただければよいとおもいます。 幾冬、幾夏を経て、あなたのところに、桑の木のバターケースがやってきて、 同じ屋根の下で、同じだけ、歳月を過ごすということは。 それは、バターケースも、あなたも、同じだけ歳を取る、ということ。 そう考えれば、山桑の木のバターケースの価値、素晴らしきものに思えるはず。 それなりの時間が経過して、色に渋みが加わったなら……どうなるんだろう。 わたしにも、予測がつきませんが、 「雅趣」(がしゅ:風雅なおもむき)の領域まで達すること、確実。 熟成する楽しみ。山桑の木のバターケースで。 移ろいゆく色、目の当たりにしてみませんか。 それは、ありきたりのバターケースでは得られない、素敵なできごと。 日々の暮らし、なんだか単調に過ぎるかな、と、思われる向きにも。 顕著なる変化、確実なる成果が、 これから、あなたの目の前に展開されていきます。 |
画像と同じ商品を、お渡しします。 色や質感は撮影やモニターの具合により、誤差があります。 |
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このバターケースの重量は446g(製品完成時)です。 |
木について |
●ヤマグワ/山桑/Morus bombycis, Japanese mulberry | |
ヤマグワの木の説明をするときには、 「マグワ」と「ヤマグワ」の違いについて、 まず、説明しなければなりません。 マグワ(真桑)は、 日本のどこの里でも見られた木です。 その葉、蚕(カイコ)が食べまして、 繭(まゆ)が、絹の原料になります。 むかしは、どこでも お蚕さんを飼っていたものです。 なので。 「桑の木」と聞いて、ピンとくるのは。 きっと、ご年配の方、かなと。 そのクワの木、 きっと「マグワ」だったハズです。 いっぽう「ヤマグワ」は。 そのマグワの木の葉が 手に入らないとき、山から葉を採ってきて、 蚕に与えていたようです。 お蚕さんにとっては「マグワ」ですが。 木材の利用としては、 もっぱら「ヤマグワ」となります。 ひとことでいえば「超高級材」 とくに、伝統工芸において珍重されており、 茶箪笥(ちゃだんす)、長火鉢など、 高級和家具の材料として、 いまでも、たっとばれています。 江戸指物の世界では、 「やっぱり、山桑」という作家さんも多く、 ここ一番、大切な作品のために、 最上のヤマグワの材を こっそり、キープしていたりします。 ヤマグワの樹は、大きくなっても、 樹高12メートル、直径が60cmほど。 しかし、昨今、そのような木は、 ほとんど見かけることはなく、 ハンパじゃなく希少材になっています。 とにかく、色が大きく変化します。 黄色→山吹色→茶褐色へ。 わたしの知っているかぎり、 色が移ろう幅として、 ヤマグワの右に出るものはありません。 気乾比重:0.62 |
上2点と下の写真は、2012年7月、 札幌市は北海道大学農学部にて撮影。 幹や枝は、くねりにくねって、 ひっそりとたたずんでおり、目立ちません。 北海道では、カイコのエサとして、 マグワより、こちらのヤマグワのほうを、 エサとして、与えていたとのこと。 山桑の木は雌雄異株、 オスの木とメスの木がありまして、 メスの木には、実がなります。 下の写真、小さく赤い実が見えるでしょうか? 鳥に食べられて、ほとんど残っていませんが…。 (C)Kazuki KAWAHARA/SQUARE CRAFT FACTORY ◎画像の使用は、ご連絡をいただき、 当ページへのリンクをお願いいたします。 |
パティ・スタンダードについて 安曇野の木工工房、 スクエアクラフトファクトリーの 「Pattie Standard バターケース」は、 スーパーなどで広く市販されている 200gサイズのバターのためのバターケースです。 弓なりな曲線で構成される、 木の美しさを存分に引き出すデザイン。 ボトムに配されたアーチは、 デザインのためだけでなく、 バターケースを持ちやすくするため。 アーチの下に指をすべり込ませれば、 容器がワン・ハンドで持てる。 「持ちにくい」という 皿型のバターケースの難点を、 シンプルに解決してくれます。 皿型だから、バターが切りやすい。 削って使っても、最後まで削りやすい。 底はステンレスで、バターを清潔に保存。 取りはずし可能で、かんたんに洗えます。 木製のバターケースは、 冷蔵庫の冷気からバターを守ってくれる。 木の素材そのものが、 空気をたっぷりと含むから、 バターを、適度な硬さで保存できます。 「普段使いのバターを、特別なバター入れに」 お好きなパンに、いつものバターをそえて、日々の暮らしのそばに置いていただきたい。 そんな気持ちで。 信州・安曇野の工房で、日々、余念なく、心をこめて、 ひとつひとつ、製作しています。 *** 「パティ・スタンダード」は、エシレバターなど輸入もののバターに多い 250gサイズのバターも入るよう設計されています。 ただし、メーカー、種類によって、寸法に大きな違いがあるので、 ご愛用のバターのサイズと、本商品の内寸をご確認のうえ、ご購入ください。 *** くわしい「パティ・スタンダード・バターケース」の商品説明は、 こちらをごらんください ≫ | |
●外寸:長さ16.8×幅10.4×高さ9.1cm ●内寸:長さ13.3×幅6.9×高さ4.8cm (設計寸法です。実寸とは若干の誤差があります) ◇材料:木(底板はステンレスとシナ材) ◇オイル塗料は、食品衛生法適合品を使用しています。 |
お買い上げいただきました。ありがとうございました。 |
◇お申し込みが、複数、多数の場合は、抽選を行ないます。 ◇お譲りする方へは、お申し込み締め切り後に、 メール(翌日までに要返信)で、ご連絡を差しあげます。 ◇当webサイトのトップページでは、お申し込み締め切りから30分後に、 お譲りする方のご氏名のイニシャル(+お住まいのエリア)を、掲載します。 ◇くわしくは「ご購入の申し込み・お支払いについて」を、必ずお読みください。 |
販売数は、1つとなっております。 お申し込みは、1回のお申し込み期間につき、すべてのプロダクトを合わせて、 1回の販売期間で、お申し込みは1回、合計1つまでとなっております。 |
150g、200g、250gのバターが入ります。450g用「パティ450」はこちらをご覧ください。 |
「見逃さなくて、良かった」と思える。そんな価値を有しています。 |
webショップを運営しています。 そうであるがゆえ、 サイトへのアクセス、計測しています。 その数、見ていて、気づくこと。 ライトな色のプロダクトは、 アクセスが集まりにくい傾向があります。 たぶん、今回も、そうなるでしょう。 正直なところ、申し上げて。 いやはや、もったいない。 よくよく見れば、魅力的。 そういうこと、ちまたに、あまたあります。 たとえば、人に当てはめれば、 第一印象としては、そう感じなかったのに、 だんだんと『いいな、このひと』と思う。 このブナの木のパティ・スタンダードにも、 そういうたぐいの そこはかとない魅力、あるように思います。 一見して、白いバターケース。 もちろん、そうなんです。けれども。 よくよく、目をこらしていただきますと。 随所に、あまた、ちりばめられた星のように、 キラキラと光る、 無数の点を見つけられるでしょうか? 「斑(ふ)」といいます。 ブナを、柾目に挽くと、こんなふうに、輝きを放つチップが、あまた現れます。 上掲の3点の画像は、拡大してご覧いただけます。 スマホにて、ご覧になっているのでしたら、画面を、グイッと拡大してみてください。 どうでしょうか? 見つかりましたか? プレミアムグレードにしました。 ホワイト系は、お申し込みが集まらないこともありまして、 作り手として、上方向に思い切った価格をつけること、ためらってしまうのですが、 今回は、信念、曲げないでおこう、そう思いました。 いつか、その価値、見定めていただける方、現れてくれたら、嬉しいです。 木のバターケースを作る、わたしが。 木と森をイメージするとき、いくつかの森のことを思い出します。 そのひとつは、ブナの森、です。 日々の雑事に追われたとき。 目を閉じて、脳内にブナの森を再現して、そのなかで、心を遊ばせます。 初夏。ブナの若葉茂れる山奥へ。 透きとおる、フレッシュグリーンの葉が、清冽な風に、さわさわと揺らぎます。 揺らぐあまたの葉をつけた、ブナの木の幹は、 透明度の高い空気を通った光を受けて、静かに、銀色に輝きます。 ブナの森というのは、ほんと、美しい。 樹木と工芸を考えたとき、それに適した木は、数あれど、 作者・川原カズキにとって、ぶなの木は、別格の存在です。 ブナの木、それだけを見るために、 日本各地の森を、訪ね歩いてもいいと思える。 とにかく、すがすがしい景色です。 たっぷり水と空気を吸って、たっぷりはき出す。 ブナの木は、深くふかく呼吸をする木です。 ブナ林は保水力があり「緑のダム」と呼ばれます。 素敵ですね。ぶなの木のこと、好きになってくれそうですか? そんな、愛すべきブナの木で、バターケースを作りました。 ブナを漢字で書くと、いろんなバリエーションがあるのですが。 そのひとつに、きへん(木偏)に、なし(無)の「橅」があります。 くわしくは、下記「木について」を参照いただいて。 いまでは、用をなさない、無用の木ではなく、 家具に、工芸品にと、多種多様に重用される、なくてはならない材です。 「木」に「無」の、ぶなの木。個人的には。 心を「無」にしてくれる「木」です。 心に平穏をもたらすニュートラルな色と木肌こそが、ブナの木の美点。 北欧の名作家具をデザインした賢者、アルネ・ヤコブセンや、ハンス・J・ウェグナーが、 作品に、ブナの木をしげく用いたのも、納得です。 |
画像と同じ商品を、お渡しします。 色や質感は撮影やモニターの具合により、誤差があります。 |
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このバターケースの重量は434g(製品完成時)です。 |
木について |
●ブナ/椈・山毛欅/Japanease beech | |
初夏。奥山に分け入ると。 ブナの緑に、こころ清らかになります。 北海道から鹿児島まで、日本各地で生育。 山奥で多くみられる木です。 世界自然遺産の 白神山地(秋田県・青森県)は、 このブナがつくる森林が、つとに有名です。 走るクルマの車窓から、流れる緑の景色。 山のひなびた温泉宿の露天風呂から、 ブナの葉を通した緑色の光を浴びる。 こう書いてると、東北に行きたくなります。 ヨーロッパの家具や木のおもちゃをみると、 ブナの木が多く用いられています。 北欧家具のあの名作も、 ビーチが使われてます。 一般的にビーチ(beech)と呼ばれる ヨーロピアンビーチで、 日本のブナとは区別されます。 国産、外国産を問わず、 ブナ材の特長は、 なんといっても曲げやすいこと。 椅子など、曲げ木してカーブをつけるときに 好んで用いられます。 当工房、スクエアクラフトで、 いま使っているブナ材は、国産のもの。 国産のブナ材は、森林保護の観点から、 産出量が少なく、 いまでは希少材とされています。 ブナを漢字で書くと、 いろんなバリエーションがあるのですが。 そのひとつに、きへん(木辺)に、 なし(無)の「橅」があります。 日本では、用をなさない無用の木だから、 そう呼んだと言われています。 しかし、ヨーロッパでは、 ポピュラーで、高級な材とされている。 不思議ですね。 日本でも、伐採から乾燥にいたるプロセスが 進化・近代化して、はじめて、 ブナの木を使いこなせるようになったよし。 だから 「きへん(木偏)に、なし(無)」も、 いまはむかしということになりました。 気乾比重:0.63 |
写真3点は、札幌市は円山公園にて、 2012年7月撮影。樹皮がツルっとして 滑らかなのが、ブナの特徴。 雨にぬれると黒光りがして、美しいものです。 (C)Kazuki KAWAHARA/SQUARE CRAFT FACTORY ◎画像の使用は、ご連絡をいただき、 当ページへのリンクをお願いいたします。 |
パティ・スタンダードについて 安曇野の木工工房、 スクエアクラフトファクトリーの 「Pattie Standard バターケース」は、 スーパーなどで広く市販されている 200gサイズのバターのためのバターケースです。 弓なりな曲線で構成される、 木の美しさを存分に引き出すデザイン。 ボトムに配されたアーチは、 デザインのためだけでなく、 バターケースを持ちやすくするため。 アーチの下に指をすべり込ませれば、 容器がワン・ハンドで持てる。 「持ちにくい」という 皿型のバターケースの難点を、 シンプルに解決してくれます。 皿型だから、バターが切りやすい。 削って使っても、最後まで削りやすい。 底はステンレスで、バターを清潔に保存。 取りはずし可能で、かんたんに洗えます。 木製のバターケースは、 冷蔵庫の冷気からバターを守ってくれる。 木の素材そのものが、 空気をたっぷりと含むから、 バターを、適度な硬さで保存できます。 「普段使いのバターを、特別なバター入れに」 お好きなパンに、いつものバターをそえて、日々の暮らしのそばに置いていただきたい。 そんな気持ちで。 信州・安曇野の工房で、日々、余念なく、心をこめて、 ひとつひとつ、製作しています。 *** 「パティ・スタンダード」は、エシレバターなど輸入もののバターに多い 250gサイズのバターも入るよう設計されています。 ただし、メーカー、種類によって、寸法に大きな違いがあるので、 ご愛用のバターのサイズと、本商品の内寸をご確認のうえ、ご購入ください。 *** くわしい「パティ・スタンダード・バターケース」の商品説明は、 こちらをごらんください ≫ | |
●外寸:長さ16.8×幅10.4×高さ9.1cm ●内寸:長さ13.3×幅6.9×高さ4.8cm (設計寸法です。実寸とは若干の誤差があります) ◇材料:木(底板はステンレスとシナ材) ◇オイル塗料は、食品衛生法適合品を使用しています。 |
お買い上げいただきました。ありがとうございました。 |
◇お申し込みが、複数、多数の場合は、抽選とさせていただきます。 ◇お譲りする方へは、お申し込み締め切り後に、 メール(翌日までに要返信)で、ご連絡を差しあげます。 ◇当webサイトのトップページでは、お申し込み締め切りから30分後に、 お譲りする方のご氏名のイニシャル(+お住まいのエリア)を、掲載します。 ◇くわしくは「ご購入の申し込み・お支払いについて」を、必ずお読みください。 |
販売数は、1つとなっております。 1回の販売期間で、お申し込みは1回、合計1つまでとなっております。 |
450gサイズまでのバターが入ります。 200g、250g用「パティ・スタンダード」はこちらをご覧ください。 |
この爽やかさは、あの憧れのブナの森の輝き、そのもの。 |
木と森をイメージするとき、 いくつかの森のことを思い出します。 そのひとつは、ブナの森、です。 日々の雑事に追われたとき。 目を閉じて、脳内にブナの森を再現して、 そのなかで、心を遊ばせます。 初夏。ブナの若葉茂れる山奥へ。 透きとおる、フレッシュグリーンの葉が、 清冽な風に、さわさわと揺らぎます。 揺らぐあまたの葉をつけた、ブナの木の幹は、 透明度の高い空気を通った光を受けて、 静かに、銀色に輝きます。 ブナの森というのは、ほんと、美しい。 樹木と工芸を考えたとき、 それに適した木は、数あれど、 作者・川原カズキにとって、 ぶなの木は、別格の存在です。 ブナの木、それだけを見るために、 日本各地の森を、訪ね歩いてもいいと思える。 とにかく、すがすがしい景色です。 たっぷり水と空気を吸って、たっぷりはき出す。 ブナの木は、深くふかく呼吸をする木です。 ブナ林は保水力があり「緑のダム」と呼ばれます。 素敵ですね。ぶなの木のこと、好きになってくれそうですか? そんな、愛すべきブナの木で、バターケースを作りました。 純柾目の材を使っています。 随所に、あまた、ちりばめられた星のように、 キラキラと光る、無数の点を見つけられるでしょうか? 「斑(ふ)」といいます。 ブナを、柾目に挽くと、こんなふうに、輝きを放つ、チップが現れます。 上掲の3点の画像は、拡大してご覧いただけます。 どうでしょうか? 見つかりましたか? エリートグレードにしました。 プレミアムに値するクオリティを有していますが、エリート。 質に対し、下向きに凌駕する価格をつけることが、 作者のブナの木に対する思いです。 実(じつ)をとる生活を好まれる方に、 その価値を感じていただきたいから、あえて、リーズナブル・プライス。 ブナを漢字で書くと、いろんなバリエーションがあるのですが。 そのひとつに、きへん(木偏)に、なし(無)の「橅」があります。 くわしくは、下記「木について」を参照いただいて。 いまでは、用をなさない、無用の木ではなく、 家具に、工芸品にと、多種多様に重用される、なくてはならない材です。 「木」に「無」の、ぶなの木。個人的には。 心を「無」にしてくれる「木」です。 心に平穏をもたらすニュートラルな色と木肌こそが、ブナの木の美点。 北欧の名作家具をデザインした賢者、アルネ・ヤコブセンや、ハンス・J・ウェグナーが、 作品に、ブナの木をしげく用いたのも、納得です。 |
画像と同じ商品を、お渡しします。 色や質感は撮影やモニターの具合により、誤差があります。 |
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このバターケースの重量は、529g(製品完成時)です。 |
木について |
●ブナ/椈・山毛欅/Japanease beech | |
初夏。奥山に分け入ると。 ブナの緑に、こころ清らかになります。 北海道から鹿児島まで、日本各地で生育。 山奥で多くみられる木です。 世界自然遺産の 白神山地(秋田県・青森県)は、 このブナがつくる森林が、つとに有名です。 走るクルマの車窓から、流れる緑の景色。 山のひなびた温泉宿の露天風呂から、 ブナの葉を通した緑色の光を浴びる。 こう書いてると、東北に行きたくなります。 ヨーロッパの家具や木のおもちゃをみると、 ブナの木が多く用いられています。 北欧家具のあの名作も、 ビーチが使われてます。 一般的にビーチ(beech)と呼ばれる ヨーロピアンビーチで、 日本のブナとは区別されます。 国産、外国産を問わず、 ブナ材の特長は、 なんといっても曲げやすいこと。 椅子など、曲げ木してカーブをつけるときに 好んで用いられます。 当工房、スクエアクラフトで、 いま使っているブナ材は、国産のもの。 国産のブナ材は、森林保護の観点から、 産出量が少なく、 いまでは希少材とされています。 ブナを漢字で書くと、 いろんなバリエーションがあるのですが。 そのひとつに、きへん(木辺)に、 なし(無)の「橅」があります。 日本では、用をなさない無用の木だから、 そう呼んだと言われています。 しかし、ヨーロッパでは、 ポピュラーで、高級な材とされている。 不思議ですね。 日本でも、伐採から乾燥にいたるプロセスが 進化・近代化して、はじめて、 ブナの木を使いこなせるようになったよし。 だから 「きへん(木偏)に、なし(無)」も、 いまはむかしということになりました。 気乾比重:0.63 |
写真3点は、札幌市は円山公園にて、 2012年7月撮影。樹皮がツルっとして 滑らかなのが、ブナの特徴。 雨にぬれると黒光りがして、美しいものです。 (C)Kazuki KAWAHARA/SQUARE CRAFT FACTORY ◎画像の使用は、ご連絡をいただき、 当ページへのリンクをお願いいたします。 |
パティ450バターケースについて スクエアクラフトファクトリーの「pattie450」は カルピスバターや発酵バター、低水分バターなど、 450gサイズの業務用バター、ポンドバターのために デザインされ、安曇野の工房で製作している 木製のバターケースです。 ボトムに配されたアーチは、 独特のフォルムを形づくるだけでなく、 バターケースを持ちやすくするための独自設計。 容器がワン・ハンドで持てます。 皿型のバターケースは「持ちにくい」 この難点を、アーチの構造が解決してくれます。 皿型だから、バターがナイフで切りやすい。 削って使っても、深底のバター容器のように、 薄くなると削りにくくなる、 なんてことはありません。 底はステンレスで、バターを清潔に保存。 取りはずし可能で、お手入れがかんたんです。 木製のバターケースは、 木が、冷蔵庫の冷気からバターを守ってくれる。 だから、バターを適度な硬さで保存できます。 そして、木のバターケースには、 他の素材にはない、あたたかみがあります。 琺瑯やガラスの容器ような冷たさがありません。 デザインは“バターケースの未来形”をコンセプトに、 多様多彩な曲線、曲面を有機的に組み合わせて。 「pattie450」にしかないフォルムを創りあげました。 バターケースを極める工房、スクエアクラフトの あたらしい木製バターケース「パティ450」 日々の朝食、パンづくり、休日のお菓子づくりに、 こころ豊かになるシーンを加えてくれるでしょう。 | |
■くわしい「パティ450バターケース」の商品説明はこちらをごらんください ≫ ■「パティ450バターケース」の開発ストーリーもぜひ、ごらんください ≫ |
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●外寸:長さ18.8×幅10.8×高さ11.5cm ●内寸:長さ15.4×幅7.4×高さ6.7cm (設計寸法です。実寸とは若干の誤差があります) ◇材料:木(底板はステンレスとシナ材) ◇オイル塗料は、食品衛生法適合品を使用しています。 |
お譲りする方、決まりました。 お申し込み、ありがとうございました。 |
販売数は、1つとなっております。 1回の販売期間で、お申し込みは1回、合計1つまでとなっております。 |
450gサイズまでのバターが入ります。 200g、250g用「パティ・スタンダード」はこちらをご覧ください。 |
ライトからシックに、歳を重ねるごとに熟成していきます。 |
濃い色へと、一途に熟成するのが魅力。 |
画像と同じ商品を、お渡しします。 色や質感は撮影やモニターの具合により、誤差があります。 |
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このバターケースの重量は494g(製品完成時)です。 |
木について |
●ケンポナシ/玄圃梨/Japanese raisin tree | |
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写真は、2014年8月、 長野県岡谷市、駒沢諏訪社にて撮影。 樹高が20メートル、胸高の太さが3.71メートル。 岡谷市の天然記念物に指定されています。 諏訪地方では、ケンポナシの木のほとんどが、 神社にて生育しています。 なぜ「ケンポナシ」と呼ばれるのでしょうか? 植物学者の牧野富太郎は 「テンボウナシ(手棒梨)の転訛とし、 玄圃梨と表記するのは間違いであろう」 としています。 「手棒梨」は「手」に「棒」を握った、 その姿に似た「梨」のような実がつく、 ということで、手棒梨。 昔はテンボノナシとも呼ばれ、それが ケンポコナシ→ケンポノナシ→ケンポナシ と転じていった、ともされている。 かつて、日本人が、南米に移住した際、 このケンポナシの木を持って行ったそうで。 ブラジル名は「uva japones=日本人の葡萄」 と呼ばれています。 実は薬に、木は木工材料にと、 とても、重宝する木だったことがわかります。 (バラ目・クロウメモドキ科・ケンポナシ属) |
(C)Kazuki KAWAHARA/SQUARE CRAFT FACTORY ◎画像の使用は、ご連絡をいただき、当ページへのリンクをお願いいたします。 |
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パティ450バターケースについて スクエアクラフトファクトリーの「pattie450」は カルピスバターや発酵バター、低水分バターなど、 450gサイズの業務用バター、ポンドバターのために デザインされ、安曇野の工房で製作している 木製のバターケースです。 ボトムに配されたアーチは、 独特のフォルムを形づくるだけでなく、 バターケースを持ちやすくするための独自設計。 容器がワン・ハンドで持てます。 皿型のバターケースは「持ちにくい」 この難点を、アーチの構造が解決してくれます。 皿型だから、バターがナイフで切りやすい。 削って使っても、深底のバター容器のように、 薄くなると削りにくくなる、 なんてことはありません。 底はステンレスで、バターを清潔に保存。 取りはずし可能で、お手入れがかんたんです。 木製のバターケースは、 木が、冷蔵庫の冷気からバターを守ってくれる。 だから、バターを適度な硬さで保存できます。 そして、木のバターケースには、 他の素材にはない、あたたかみがあります。 琺瑯やガラスの容器ような冷たさがありません。 デザインは“バターケースの未来形”をコンセプトに、 多様多彩な曲線、曲面を有機的に組み合わせて。 「pattie450」にしかないフォルムを創りあげました。 バターケースを極める工房、スクエアクラフトの あたらしい木製バターケース「パティ450」 日々の朝食、パンづくり、休日のお菓子づくりに、 こころ豊かになるシーンを加えてくれるでしょう。 | |
■くわしい「パティ450バターケース」の商品説明はこちらをごらんください ≫ ■「パティ450バターケース」の開発ストーリーもぜひ、ごらんください ≫ |
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●外寸:長さ18.8×幅10.8×高さ11.5cm ●内寸:長さ15.4×幅7.4×高さ6.7cm (設計寸法です。実寸とは若干の誤差があります) ◇材料:木(底板はステンレスとシナ材) ◇オイル塗料は、食品衛生法適合品を使用しています。 |
お買い上げいただきました。ありがとうございました。 |
販売数は、1つとなっております。 1回の販売期間で、お申し込みは1回、合計1つまでとなっております。 |
こちらのプロダクトには、200gサイズまでのバターが入ります。 |
ライトからシックに、歳を重ねるごとに熟成していきます。 |
ぐんぐん熟成する「けんぽ梨の木」 |
画像と同じ商品を、お渡しします。 色や質感は撮影やモニターの具合により、誤差があります。 |
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このバターケースの重量は585g(製品完成時)です。 |
木について |
●ケンポナシ/玄圃梨/Japanese raisin tree | |
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写真は、2014年8月、 長野県岡谷市、駒沢諏訪社にて撮影。 樹高が20メートル、胸高の太さが3.71メートル。 岡谷市の天然記念物に指定されています。 諏訪地方では、ケンポナシの木のほとんどが、 神社にて生育しています。 なぜ「ケンポナシ」と呼ばれるのでしょうか? 植物学者の牧野富太郎は 「テンボウナシ(手棒梨)の転訛とし、 玄圃梨と表記するのは間違いであろう」 としています。 「手棒梨」は「手」に「棒」を握った、 その姿に似た「梨」のような実がつく、 ということで、手棒梨。 昔はテンボノナシとも呼ばれ、それが ケンポコナシ→ケンポノナシ→ケンポナシ と転じていった、ともされている。 かつて、日本人が、南米に移住した際、 このケンポナシの木を持って行ったそうで。 ブラジル名は「uva japones=日本人の葡萄」 と呼ばれています。 実は薬に、木は木工材料にと、 とても、重宝する木だったことがわかります。 (バラ目・クロウメモドキ科・ケンポナシ属) |
(C)Kazuki KAWAHARA/SQUARE CRAFT FACTORY ◎画像の使用は、ご連絡をいただき、当ページへのリンクをお願いいたします。 |
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リアル バターケースついて | |
底が深いバターケースは、 皿型のバターケースより持ちやすいのですが、 そのかわり、バターが切りにくい。 削るにしても、バターが少なく、 薄くなると削りにくくなります。 この悩み…。 スクエアクラフトが解決しました。 オリジナルのアイディア「ポップアップ機構」は、 ケースをフタの上にのせるだけで、 バターが上がってくる、 まったく新しい設計コンセプトです。 底板には、18-8ステンレスを採用。 取りはずして洗うことができるので、いつも清潔。 木のバターケースについて、 清潔感を気にされる方にも、おすすめできます。 スクエアクラフトのバターケースには、 バターナイフを通すスリット(穴)がありません。 だから、密封・密閉性がアップ! バターをおいしく長持ちさせることができます。 毎日の朝食が楽しくなる。 バターを大切に保存してくれる。 「リアル バターケース」は、 バターのための、 バターを使う人のための木製バターケース。 いろんな樹種で製作したバターケースは、 ひとつひとつ、写真を撮って、 webショップで紹介しています。 安曇野の工房から全国の皆さまへ。 たくさんの方に、お買い上げいただき、 ご愛用いただいております。 くわしい「リアル バターケース」の商品説明は こちらをごらんください ≫ 「リアル バターケース」の開発コンセプトも ぜひ、ごらんください ≫ |
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●外寸:長さ18.4×幅10.0×高さ7.5cm ●内寸:長さ13.0×幅6.8×高さ3.4cm ※内寸の長さと幅は、ステンレス底板の寸法です(設計寸法です。実寸とは若干の誤差があります) ◇このバターケースには 200gサイズのバターが入ります。 ◇オイル塗料は、食品衛生法適合品を使用しています。 |
お買い上げいただきました。ありがとうございました。 |
◇お申し込みが、複数、多数の場合は、抽選とさせていただきます。 ◇お譲りする方へは、お申し込み締め切り後に、 メール(翌日までに要返信)で、ご連絡を差しあげます。 ◇当webサイトのトップページでは、お申し込み締め切りから30分後に、 お譲りする方のご氏名のイニシャル(+お住まいのエリア)を、掲載します。 ◇くわしくは「ご購入の申し込み・お支払いについて」を、必ずお読みください。 |
販売数は、1つとなっております。 1回の販売期間で、お申し込みは1回、合計1つまでとなっております。 |
こちらのプロダクトには、200gサイズまでのバターが入ります。 |
バターケースに表出する、顕著なる変化、確実なる成果。 |
なんといっても、色の移ろいにあります。 その変化は、右の写真が示すところ。 いちばん上の画像、色が左右で異なります。 まず、左側。 板材にしてから、1年と8か月たった 山桑の木の色です。 いっぽう、右は、ご参考までにと、 材の表面を削ってみました。 そうなんです。 今回リリースする山桑のバターケース、 その色と、同じです。 できたての、さわやかな 浅黄(あさぎ)な色も良いけれど。 熟成が進んだ、シックな 聚楽(じゅらく)な色も、これまた、良い。 山桑のバターケースを手に入れたなら。 この、左側の色を目指す。 そんな、到達点を有するバターケース。 小粋なもんです。 バターケースを製作する際は、 最終工程で、オイルを施しますし、 バターケースは、一日のほとんどを 冷蔵庫という暗所で過ごすので、 すぐに、色が変化するわけではありませんが。 いずれ、この色になってくれるわけです。 ああ、楽しみ。 とはいっても、作者の私は、 見ること、できないのですが……。 木工に、正面から取り組んでいるクラフトマンや、経験値の高い職人なら、 「クワの木」あるいは「ヤマグワ」と聞けば、 「おお……」というリアクションが返ってくるでしょう。 もし、「クワ」と問いかけて、反応がなければ。 その仕事と興味の範囲、限定されている、と推測していいかもしれません。 (かといって、クワに反応すれば、優秀な木工屋さんとはかぎりませんが。) くわしくは、後述の「木について」を、お読みいただければよいかと思います。 希少材です。 木材屋さんに「クワの木、お願いします」と、問うても。 たいてい「ないですね」と返ってきます。 東京は木場あたりの高級材を扱う、いわゆる「銘木屋さん」なら、持ってますが、 正直なところ、わたしには、コストの問題で、手がでません。 この山桑の材は、2013年の春、とある木材の競り市に出かけた際、 土場の端に、ひっそりと積んであるものを、目ざとく見つけて。 『ぜったい、手に入れるぞ!』と、不退転の覚悟で、落札しました。 魚でいえば、浜値で仕入れたことになります。 それでも、材料コスト、かかります。 山桑の材は、一般的な工芸材とは、ワンランク上のクオリティを有します。 あとは、使い手の方にとって価値があるか、ご判断いただければよいとおもいます。 エリートグレードとさせていただきました。 トップの木目に、その理由があります。 2つの木目の放物線が、重なって、向かい合う形に。 ここが、味わい深い、趣深い。ともかくも、とても、めずらしい。 この独自の意匠に、エリートグレードの価値を見いだすことができます。 たぶん、一生作れません。 きっと、ほかの誰かにも、作れないでしょう。 自然の計らいは、木目となって、 ときに、バターケースのデザインを、その価値を決定づけます。 この木目の意匠に、それなりの時間が経過して、 色に渋みが加わったなら……どうなるんだろう。 熟成する楽しみ。山桑の木のバターケースで。 移ろいゆく色、目の当たりにしてみませんか。 それは、ありきたりのバターケースでは得られない、素敵なことのように思います。 |
画像と同じ商品を、お渡しします。 色や質感は撮影やモニターの具合により、誤差があります。 |
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このバターケースの重量は618g(製品完成時)です。 |
木について |
●ヤマグワ/山桑/Morus bombycis, Japanese mulberry | |
ヤマグワの木の説明をするときには、 「マグワ」と「ヤマグワ」の違いについて、 まず、説明しなければなりません。 マグワ(真桑)は、 日本のどこの里でも見られた木です。 その葉、蚕(カイコ)が食べまして、 繭(まゆ)が、絹の原料になります。 むかしは、どこでも お蚕さんを飼っていたものです。 なので。 「桑の木」と聞いて、ピンとくるのは。 きっと、ご年配の方、かなと。 そのクワの木、 きっと「マグワ」だったハズです。 いっぽう「ヤマグワ」は。 そのマグワの木の葉が 手に入らないとき、山から葉を採ってきて、 蚕に与えていたようです。 お蚕さんにとっては「マグワ」ですが。 木材の利用としては、 もっぱら「ヤマグワ」となります。 ひとことでいえば「超高級材」 とくに、伝統工芸において珍重されており、 茶箪笥(ちゃだんす)、長火鉢など、 高級和家具の材料として、 いまでも、たっとばれています。 江戸指物の世界では、 「やっぱり、山桑」という作家さんも多く、 ここ一番、大切な作品のために、 最上のヤマグワの材を こっそり、キープしていたりします。 ヤマグワの樹は、大きくなっても、 樹高12メートル、直径が60cmほど。 しかし、昨今、そのような木は、 ほとんど見かけることはなく、 ハンパじゃなく希少材になっています。 とにかく、色が大きく変化します。 黄色→山吹色→茶褐色へ。 わたしの知っているかぎり、 色が移ろう幅として、 ヤマグワの右に出るものはありません。 気乾比重:0.62 |
上2点と下の写真は、2012年7月、 札幌市は北海道大学農学部にて撮影。 幹や枝は、くねりにくねって、 ひっそりとたたずんでおり、目立ちません。 北海道では、カイコのエサとして、 マグワより、こちらのヤマグワのほうを、 エサとして、与えていたとのこと。 山桑の木は雌雄異株、 オスの木とメスの木がありまして、 メスの木には、実がなります。 下の写真、小さく赤い実が見えるでしょうか? 鳥に食べられて、ほとんど残っていませんが…。 (C)Kazuki KAWAHARA/SQUARE CRAFT FACTORY ◎画像の使用は、ご連絡をいただき、 当ページへのリンクをお願いいたします。 |
リアル バターケースついて | |
底が深いバターケースは、 皿型のバターケースより持ちやすいのですが、 そのかわり、バターが切りにくい。 削るにしても、バターが少なく、 薄くなると削りにくくなります。 この悩み…。 スクエアクラフトが解決しました。 オリジナルのアイディア「ポップアップ機構」は、 ケースをフタの上にのせるだけで、 バターが上がってくる、 まったく新しい設計コンセプトです。 底板には、18-8ステンレスを採用。 取りはずして洗うことができるので、いつも清潔。 木のバターケースについて、 清潔感を気にされる方にも、おすすめできます。 スクエアクラフトのバターケースには、 バターナイフを通すスリット(穴)がありません。 だから、密封・密閉性がアップ! バターをおいしく長持ちさせることができます。 毎日の朝食が楽しくなる。 バターを大切に保存してくれる。 「リアル バターケース」は、 バターのための、 バターを使う人のための木製バターケース。 いろんな樹種で製作したバターケースは、 ひとつひとつ、写真を撮って、 webショップで紹介しています。 安曇野の工房から全国の皆さまへ。 たくさんの方に、お買い上げいただき、 ご愛用いただいております。 くわしい「リアル バターケース」の商品説明は こちらをごらんください ≫ 「リアル バターケース」の開発コンセプトも ぜひ、ごらんください ≫ |
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●外寸:長さ18.4×幅10.0×高さ7.5cm ●内寸:長さ13.0×幅6.8×高さ3.4cm ※内寸の長さと幅は、ステンレス底板の寸法です(設計寸法です。実寸とは若干の誤差があります) ◇このバターケースには 200gサイズのバターが入ります。 ◇オイル塗料は、食品衛生法適合品を使用しています。 |
お買い上げいただきました。ありがとうございました。 |
◇お申し込みが、複数、多数の場合は、抽選を行ないます。 ◇お譲りする方へは、お申し込み締め切り後に、 メール(翌日までに要返信)で、ご連絡を差しあげます。 ◇当webサイトのトップページでは、お申し込み締め切りから30分後に、 お譲りする方のご氏名のイニシャル(+お住まいのエリア)を、掲載します。 ◇くわしくは「ご購入の申し込み・お支払いについて」を、必ずお読みください。 |
販売数は、1つとなっております。 お申し込みは、1回のお申し込み期間につき、すべてのプロダクトを合わせて、 1回の販売期間で、お申し込みは1回、合計1つまでとなっております。 |
150g、200g、250gのバターが入ります。450g用「パティ450」はこちらをご覧ください。 |
予算に限りあるのなら、これ。時間をかけて育てましょう。 |
「けんぽ梨の木」 ここ最近、コンスタントに用いています。 ケンポナシの材に、 つい、手が伸びてしまいます。 材に素直さがありまして、 作っていて、とても心地よい。 そして、切ったとき、削ったとき、 工房の空気に、ふんわり放たれる、 スモーキーで、かつフルーティーな香り。 ほかの樹種とは、明確に違いがある。 そういったあたりが、 作り手の心に響くのかもしれません。 プロダクトを紹介するまえに、右の写真を。 番号の順に 【1】新しい板材の表面(無塗装) 【2】新しい板材の表面(塗装スミ) 【3】経年変化した板材の表面(無塗装) 【4】経年変化した板材の表面(塗装スミ) となっています。 3と4は、2年経過したところ。 ノコギリ(バンドソー)で切ったあとの 粗い表面なので、 2年ものとしては、色が濃い目に出ていますが。 この、けんぽ梨のパティ450、 現状の色は【2】となりまして、 将来的に、目指す色は【4】の色になります。 樽で長年熟成されたコニャックのような。 濃茶色なんだけど、透明感のある風合い。 バターケースは、一日のほとんどを 冷蔵庫という光のない場所で過ごすので、 すぐに、色が変化するわけではありませんが、 ケンポナシは、比較的、早く熟成します。 5年、10年と使っていただければ、 きっと、コニャックな色に変わってくれます。 「だから、あなたには、生きる意義があるです」 とまでは申しませんが。 将来が楽しみである、ということについては、間違いのない見解かと思われます。 木目の間隔、きちっと揃っており、ほぼまっすぐ。 製作過程の前半は、 『これは、プレミアムかエリートだろうね』と思っていたのですが…。 曲面をつくるべく、削りをかけていると、小節が現れました。 メインの写真の下の3枚の写真群、いちばん右の画像にて、ご確認ください。 2か所、木目の流れが不規則になっています。 ケンポナシの木というもの、 森林のなかで、自由気ままに枝を伸ばすものでして、 それがゆえ、ひょんなところに、節がおでましになることもあります。 エコノミーグレードにしました。 もし、バターケースをお選びいただくに際し、予算に限りがあるのでしたら、 ここはひとつ、おおらかな気持ちで。 さすれば、この、けんぽ梨のバターケース、 あなたの暮らしに、いつまでも寄り添ってくれることでしょう。 ネコさんでいえば、「ぶち猫なんだけど、かわいいよね」ということもあります。 けんぽ梨ですから、じっくり熟成して、シブい色に転ずれば、 こういった部分は、あまり気にならなくなるものです。 それから、もうひとつ。 木のバターケースに、軽さのアドヴァンテージを求める方、 このプロダクトに使っているケンポナシ材は、どちらかといえば軽量ですので、 ぜひ、選択肢に入れていただきたいです。 さっくりと、ナチュラル感のある手ざわりも、好感が持てる。 果実がつく木だからでしょうか。 バターケースをくみ上げてからもなお、木の香りが漂ってきます。 ところで。 「これは、ケンポナシの木、なんです」といわれても。 正直なところ、どんな木なのか……ピンときませんよね。 かくいう私も、木工職人になるまでは、ケンポナシ、知りませんでした。 (木については、後述の「木について」を、お読みください) 世間で知られていなくても、良い木、優秀な材、あります。 webで、木のことを調べれば。 ブランド化している樹種も、あるようですが。 木のバターケースは、ひとに披露するものではありませんし、 服のように、着飾って、誰かに見てもらうためのものでもありません。 バターのうつわは、ごくごくパーソナルなアイテム。 使い手の方が『あ。これ。良いね』って思えたら。 それが、木のバターケースのベスト・バイ(Best buy)なのです。 |
画像と同じ商品を、お渡しします。 色や質感は撮影やモニターの具合により、誤差があります。 |
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このバターケースの重量は425g(製品完成時)です。 |
木について |
●ケンポナシ/玄圃梨/Japanese raisin tree | |
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写真は、2014年8月、 長野県岡谷市、駒沢諏訪社にて撮影。 樹高が20メートル、胸高の太さが3.71メートル。 岡谷市の天然記念物に指定されています。 諏訪地方では、ケンポナシの木のほとんどが、 神社にて生育しています。 なぜ「ケンポナシ」と呼ばれるのでしょうか? 植物学者の牧野富太郎は 「テンボウナシ(手棒梨)の転訛とし、 玄圃梨と表記するのは間違いであろう」 としています。 「手棒梨」は「手」に「棒」を握った、 その姿に似た「梨」のような実がつく、 ということで、手棒梨。 昔はテンボノナシとも呼ばれ、それが ケンポコナシ→ケンポノナシ→ケンポナシ と転じていった、ともされている。 かつて、日本人が、南米に移住した際、 このケンポナシの木を持って行ったそうで。 ブラジル名は「uva japones=日本人の葡萄」 と呼ばれています。 実は薬に、木は木工材料にと、 とても、重宝する木だったことがわかります。 (バラ目・クロウメモドキ科・ケンポナシ属) |
(C)Kazuki KAWAHARA/SQUARE CRAFT FACTORY ◎画像の使用は、ご連絡をいただき、当ページへのリンクをお願いいたします。 |
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パティ・スタンダードについて 安曇野の木工工房、 スクエアクラフトファクトリーの 「Pattie Standard バターケース」は、 スーパーなどで広く市販されている 200gサイズのバターのためのバターケースです。 弓なりな曲線で構成される、 木の美しさを存分に引き出すデザイン。 ボトムに配されたアーチは、 デザインのためだけでなく、 バターケースを持ちやすくするため。 アーチの下に指をすべり込ませれば、 容器がワン・ハンドで持てる。 「持ちにくい」という 皿型のバターケースの難点を、 シンプルに解決してくれます。 皿型だから、バターが切りやすい。 削って使っても、最後まで削りやすい。 底はステンレスで、バターを清潔に保存。 取りはずし可能で、かんたんに洗えます。 木製のバターケースは、 冷蔵庫の冷気からバターを守ってくれる。 木の素材そのものが、 空気をたっぷりと含むから、 バターを、適度な硬さで保存できます。 「普段使いのバターを、特別なバター入れに」 お好きなパンに、いつものバターをそえて、日々の暮らしのそばに置いていただきたい。 そんな気持ちで。 信州・安曇野の工房で、日々、余念なく、心をこめて、 ひとつひとつ、製作しています。 *** 「パティ・スタンダード」は、エシレバターなど輸入もののバターに多い 250gサイズのバターも入るよう設計されています。 ただし、メーカー、種類によって、寸法に大きな違いがあるので、 ご愛用のバターのサイズと、本商品の内寸をご確認のうえ、ご購入ください。 *** くわしい「パティ・スタンダード・バターケース」の商品説明は、 こちらをごらんください ≫ | |
●外寸:長さ16.8×幅10.4×高さ9.1cm ●内寸:長さ13.3×幅6.9×高さ4.8cm (設計寸法です。実寸とは若干の誤差があります) ◇材料:木(底板はステンレスとシナ材) ◇オイル塗料は、食品衛生法適合品を使用しています。 |
お買い上げいただきました。ありがとうございました。 |
◇お申し込みが、複数、多数の場合は、抽選を行ないます。 ◇お譲りする方へは、お申し込み締め切り後に、 メール(翌日までに要返信)で、ご連絡を差しあげます。 ◇当webサイトのトップページでは、お申し込み締め切りから30分後に、 お譲りする方のご氏名のイニシャル(+お住まいのエリア)を、掲載します。 ◇くわしくは「ご購入の申し込み・お支払いについて」を、必ずお読みください。 |
販売数は、1つとなっております。 1回の販売期間で、お申し込みは1回、合計1つまでとなっております。 |
150g、200g、250gのバターが入ります。450g用「パティ450」はこちらをご覧ください。 |
完璧な仕上がり。ご満足いただけること、保証します。 |
事実上「スーパープレミアム」です。 カンペキ。完璧です。 ご覧いただいてのとおり。 説明は要らないのかもしれません。 トップから、サイドから、 どこから見ても、木目がまっすぐ。 柾目のなかの柾目の材、 純柾目(ジュンマサ)でしか、 このように仕上がりません。 油彩のパレットの上で、 思案しながら、色を混ぜ合わせるように、 複雑で深みのあるブラウン。 筆で、ひとつひとつ描いたかのような木目。 じっくりと対峙すれば。 動的でありながら、おごそか。 光の当たりかた、見る角度で、 色合い、風合いが変わります。 長くお使いただければ、 茶色の成分が増してきて、シブく変化します。 思うのですが。 ちまたには、モノがいっぱい溢れていますが。 じっくりと、時間をかけて、 経年変化を楽しめるものって、どれだけあるのだろう。 ビンテージのデニムやレザー(革製品)とか。 鉄器や銅器もありますか。 ワインやスコッチウイスキーも、そうですね。 「時間をかけて、変化を楽しむもの、お持ちですか?」 もし、お持ちでないのでしたら。 もちろん、経年変化の良さ、知っている方にも。 ぜひ、おすすめしたい。 ご満足いただけること、作り手として、保証いたします。 スクエアクラフトでは。 ブビンガの木で作ったバターケースを紹介するとき。 「秘蔵のブビンガです」と、書くことにしています。 このブビンガの材、以前は、東京の棟梁さんが、持っておりまして、 高齢にて、その職を退く際に譲り受けました。 そのとき「20年か、30年前に買ったんだ」と、おっしゃっていました。 日本が、経済的に一番活気があったときのもの。 あのころは、最高のクオリティを誇る材が、競って輸入された時期です。 そのまえは、アフリカの森にいました。 板材なので、樹齢は正確にわかりませんが、 1980年代に伐採されたブビンガは、 巨木であることが多かったので、少なく見積もって100年、 この材は年輪のカーブが極端に緩いので、200年以上と察せられます。 パティ・スタンダードは、コンパクトな構造なので、軽量に仕上がりますが、 ブビンガで作ると、心地よく、重さが手に伝わってきます。 とにかく、耐久性の高い材です。 気乾比重が0.86〜0.94。水(比重1.0)につけたら、沈んでしまいそうです。 「重い=耐久性」がある、とは、一概に言えませんが、 ブビンガは、この法則に、きっちり当てはまります。 そして、樹齢ながく長生きする木から切り出された材は、長持ちする傾向にあります。 丈夫に生まれたひとが、健康で長生きする。それと同じことです。 ブビンガの木には。 樹齢という「大いなる歴史」が含まれています。 そして、耐久性という「遥かなる前途」があります。 そんなブビンガのバターケース。 大切に使っていただけるなら、子や孫の代まで、引き継げるかもしれません。 |
画像と同じ商品を、お渡しします。 色や質感は撮影やモニターの具合により、誤差があります。 |
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このバターケースの重量は522g(製品完成時)です。 |
木について |
●ブビンガ/Bubinga |
とにかく重硬で、ハードウッドとして木工界ではメジャーな存在。 飲食店の一枚板のカウンターやテーブルに好んで用いられます。 ドラムやギターなど、楽器材としても、たいへん人気があります。 和太鼓にも使われます。大木なので、それをくり抜いて、太鼓の胴にします。 東京は代々木の明治神宮には、ブビンガで作られた大太鼓があります。 カメルーンなど、アフリカ特産の木。 とにかく大きな木、巨木だそうで、直径1m以上のものがザラにあります。 ご参考までに、リンクを。「ブビンガの木」の画像です。 スクエアクラフトで、いま使用しているブビンガ材は、 製材されてから、20年以上寝かせた材を使っています。 東京の名棟梁が、引退するときに譲っていただいた、とっておきの材です。 木が旅してきた距離と、歴史ともいえる時間を感じていただければ、嬉しく思います。 気乾比重:0.86〜0.94 |
パティ・スタンダードについて 安曇野の木工工房、 スクエアクラフトファクトリーの 「Pattie Standard バターケース」は、 スーパーなどで広く市販されている 200gサイズのバターのためのバターケースです。 弓なりな曲線で構成される、 木の美しさを存分に引き出すデザイン。 ボトムに配されたアーチは、 デザインのためだけでなく、 バターケースを持ちやすくするため。 アーチの下に指をすべり込ませれば、 容器がワン・ハンドで持てる。 「持ちにくい」という 皿型のバターケースの難点を、 シンプルに解決してくれます。 皿型だから、バターが切りやすい。 削って使っても、最後まで削りやすい。 底はステンレスで、バターを清潔に保存。 取りはずし可能で、かんたんに洗えます。 木製のバターケースは、 冷蔵庫の冷気からバターを守ってくれる。 木の素材そのものが、 空気をたっぷりと含むから、 バターを、適度な硬さで保存できます。 「普段使いのバターを、特別なバター入れに」 お好きなパンに、いつものバターをそえて、日々の暮らしのそばに置いていただきたい。 そんな気持ちで。 信州・安曇野の工房で、日々、余念なく、心をこめて、 ひとつひとつ、製作しています。 *** 「パティ・スタンダード」は、エシレバターなど輸入もののバターに多い 250gサイズのバターも入るよう設計されています。 ただし、メーカー、種類によって、寸法に大きな違いがあるので、 ご愛用のバターのサイズと、本商品の内寸をご確認のうえ、ご購入ください。 *** くわしい「パティ・スタンダード・バターケース」の商品説明は、 こちらをごらんください ≫ | |
●外寸:長さ16.8×幅10.4×高さ9.1cm ●内寸:長さ13.3×幅6.9×高さ4.8cm (設計寸法です。実寸とは若干の誤差があります) ◇材料:木(底板はステンレスとシナ材) ◇オイル塗料は、食品衛生法適合品を使用しています。 |
お買い上げいただきました。ありがとうございました。 |
◇お申し込みが、複数、多数の場合は、抽選とさせていただきます。 ◇お譲りする方へは、お申し込み締め切り後に、 メール(翌日までに要返信)で、ご連絡を差しあげます。 ◇当webサイトのトップページでは、お申し込み締め切りから30分後に、 お譲りする方のご氏名のイニシャル(+お住まいのエリア)を、掲載します。 ◇くわしくは「ご購入の申し込み・お支払いについて」を、必ずお読みください。 |
販売数は、1つとなっております。 1回の販売期間で、お申し込みは1回、合計1つまでとなっております。 |
450gサイズまでのバターが入ります。 200g、250g用「パティ・スタンダード」はこちらをご覧ください。 |
ライトからシックに、歳を重ねるごとに熟成していきます。 |
スクエアクラフトのバターケースで、初登場。 |
画像と同じ商品を、お渡しします。 色や質感は撮影やモニターの具合により、誤差があります。 |
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このバターケースの重量は493g(製品完成時)です。 |
木について |
●ケンポナシ/玄圃梨/Japanese raisin tree | |
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写真は、2014年8月、 長野県岡谷市、駒沢諏訪社にて撮影。 樹高が20メートル、胸高の太さが3.71メートル。 岡谷市の天然記念物に指定されています。 諏訪地方では、ケンポナシの木のほとんどが、 神社にて生育しています。 なぜ「ケンポナシ」と呼ばれるのでしょうか? 植物学者の牧野富太郎は 「テンボウナシ(手棒梨)の転訛とし、 玄圃梨と表記するのは間違いであろう」 としています。 「手棒梨」は「手」に「棒」を握った、 その姿に似た「梨」のような実がつく、 ということで、手棒梨。 昔はテンボノナシとも呼ばれ、それが ケンポコナシ→ケンポノナシ→ケンポナシ と転じていった、ともされている。 かつて、日本人が、南米に移住した際、 このケンポナシの木を持って行ったそうで。 ブラジル名は「uva japones=日本人の葡萄」 と呼ばれています。 実は薬に、木は木工材料にと、 とても、重宝する木だったことがわかります。 (バラ目・クロウメモドキ科・ケンポナシ属) |
(C)Kazuki KAWAHARA/SQUARE CRAFT FACTORY ◎画像の使用は、ご連絡をいただき、当ページへのリンクをお願いいたします。 |
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パティ450バターケースについて スクエアクラフトファクトリーの「pattie450」は カルピスバターや発酵バター、低水分バターなど、 450gサイズの業務用バター、ポンドバターのために デザインされ、安曇野の工房で製作している 木製のバターケースです。 ボトムに配されたアーチは、 独特のフォルムを形づくるだけでなく、 バターケースを持ちやすくするための独自設計。 容器がワン・ハンドで持てます。 皿型のバターケースは「持ちにくい」 この難点を、アーチの構造が解決してくれます。 皿型だから、バターがナイフで切りやすい。 削って使っても、深底のバター容器のように、 薄くなると削りにくくなる、 なんてことはありません。 底はステンレスで、バターを清潔に保存。 取りはずし可能で、お手入れがかんたんです。 木製のバターケースは、 木が、冷蔵庫の冷気からバターを守ってくれる。 だから、バターを適度な硬さで保存できます。 そして、木のバターケースには、 他の素材にはない、あたたかみがあります。 琺瑯やガラスの容器ような冷たさがありません。 デザインは“バターケースの未来形”をコンセプトに、 多様多彩な曲線、曲面を有機的に組み合わせて。 「pattie450」にしかないフォルムを創りあげました。 バターケースを極める工房、スクエアクラフトの あたらしい木製バターケース「パティ450」 日々の朝食、パンづくり、休日のお菓子づくりに、 こころ豊かになるシーンを加えてくれるでしょう。 | |
■くわしい「パティ450バターケース」の商品説明はこちらをごらんください ≫ ■「パティ450バターケース」の開発ストーリーもぜひ、ごらんください ≫ |
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●外寸:長さ18.8×幅10.8×高さ11.5cm ●内寸:長さ15.4×幅7.4×高さ6.7cm (設計寸法です。実寸とは若干の誤差があります) ◇材料:木(底板はステンレスとシナ材) ◇オイル塗料は、食品衛生法適合品を使用しています。 |
お買い上げいただきました。ありがとうございました。 |
◇お申し込みが、複数、多数の場合は、抽選を行ないます。 ◇お譲りする方へは、お申し込み締め切り後に、 メール(翌日までに要返信)で、ご連絡を差しあげます。 ◇当webサイトのトップページでは、お申し込み締め切りから30分後に、 お譲りする方のご氏名のイニシャル(+お住まいのエリア)を、掲載します。 ◇くわしくは「ご購入の申し込み・お支払いについて」を、必ずお読みください。 |
販売数は、1つとなっております。 1回の販売期間で、お申し込みは1回、合計1つまでとなっております。 |
150g、200g、250gのバターが入ります。450g用「パティ450」はこちらをご覧ください。 |
冷涼なる気候で幾年月、至高の材で作ったバターケース。 |
桜やクルミ系の材が人気です。 他の工房さんの木のバター入れをみても、 ヤマザクラにクルミ、 桜にブラックウォールナット、 といった感じになっているようです。 さくらに、くるみ。 掛け値なしに良い、と感じます。 当工房、スクエアクラフトでも、 人気の樹種ですし、 作り手である私も、大好きです。 しかし。 それだけが、バターの容器にふさわしい木である というわけではありません。 良い木、ほかにも、あります。 たとえば、この、小梨の木。 「ズミ」とか「ヤマズミ」といえば、 わかる方、いらっしゃるかもしれませんが、 それなりに木を知る人にとっても、 未知の木かもしれません。 天然の木の色であるとは思えない、自然の采配による、絶妙な色調合。 ブリック・レッド・煉瓦色と称すればいいでしょうか。 誰が見ても、ハッと目を引く色。 でも、けっして派手ではなく、粗野な感じでもない。 格調の高さ、そして、確たる存在感があります。 色を確かめていただいたら、画像を拡大して、木目をご覧ください。 密度がちがいます。木目と木目の間隔が、とりわけ狭い。 小梨の木は、冷涼なところに育つ木です。 植物学的分類では、バラ科リンゴ属ということになります。 そうなんです。小梨の木は、リンゴの仲間なんです。 リンゴの産地といえば、寒いところ。 寒いところに育つ木は、じっくり、時間をかけて成長します。 で、ご存じのとおり、年輪1本は、1年。 その間隔、せまい、ということは。言わずもがな、かもしれませんが。 それだけの年月をかけて育っているということです。 この小梨の木、岐阜県は飛騨地方からやってきました。 生育した場所を、ピンポイントで把握しているわけではありませんが、 材そのものをみれば、きびしい環境で育ったであろうことは、わかります。 それだけ、緻密な木であるということ。とても堅い木です。 柾目材です。純柾目、ジュンマサです。 サイドを構成する材は、上部のほうが、木の外周部、 底のほうが、木の芯にちかい部分になるよう、レイアウトしています。 こういう方向でレイアウトすると、安定感があって、とても見栄えがします。 それ加えて、自然の計らいで、木目が、ごく緩くウエーブしています。 絶妙の出来栄え。プレミアムグレードでのリリースです。 お買い求めになる方は、この深遠なる時間もお買い求めいただきまして、 そして、使っていただくことになります。 この小梨の木が、幾十回の冬を耐え抜き、越えてきたか。 作り手として、そこを感じていただくこと、願っています。 あ。そうだそうだ。 折りしも。 上高地では、そろそろ、小梨の花が咲きます。 くわしくは、下記「木について」を、ご覧ください。 |
画像と同じ商品を、お渡しします。 色や質感は撮影やモニターの具合により、誤差があります。 |
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このバターケースの重量は489g(製品完成時)です。 |
木について |
●コナシ/小梨/Toringo Crab
Apple (別名:ズミ、ヤマズミ、コリンゴ、ミツバカイドウ) 「ズミ」の呼称が、いちばんメジャーなようですが、 工房の地元、信州での呼び名「コナシ」で、紹介します。 産出される量が少ないため、 主たる用途というには、大仰なのですが、 材は、家具、小木工品に使われます。 自生に限定すれば、 冷涼な場所にしか育たない木で、材はとても堅い。 それを生かして、櫛(くし)も作られます。 鍬や工具の柄にも向いています。 樹皮を水につけると、黄色くなるので、 染料や、絵の具の材料にもなります。 その有様「染み(しみ)」が転じて 「ズミ」と呼ばれるようになったようです。 白く小さな花は、愛でるべき可憐さ。 山歩きが好きな方、自然の写真が好きな方なら、 ご存じの方も、多いかもしれません。 花が散ると、小さな実をつけて、 直径1センチに満たないほどに成長し、 秋になると、黄色、そして赤に色づきます。 完熟すれば、リンゴのような味がして、甘いですが、 熟さないと、かなり酸っぱい。 その味を「酢味(すみ)」とあてまして、 それが、転じて「ズミ」となったという説もあります。 リンゴの台木として用いられることもあり、 果樹園のリンゴの樹には、 小梨の木に、リンゴの若木を挿し木したものが、 多いようです。 |
上の写真4点は2013年6月と 2014年6月に、長野県は上高地の 「明神館」前にて、川原カズキが撮影。 満開の小梨の花と 背後に北アルプス明神岳の 祝福すべき風景。 花が散ると、小さな実をつけて、 徐々に成長し、秋に赤く色づきます。 こちらは、同じ上高地の 河童橋付近の小梨平で撮影。 コナシの木がたくさんあるから小梨平。 上の明神館の小梨の花とは、 様相がちがいます。 小梨は、大きく変異する種であるため、 生育する場所、また、個体によって、 枝ぶりに葉、花、樹皮に至るまで、 かなりの差があります。 (C)Kazuki KAWAHARA SQUARE CRAFT FACTORY ◎画像の使用は、ご連絡をいただき、 当ページへのリンクをお願いいたします。 |
パティ・スタンダードについて 安曇野の木工工房、 スクエアクラフトファクトリーの 「Pattie Standard バターケース」は、 スーパーなどで広く市販されている 200gサイズのバターのためのバターケースです。 弓なりな曲線で構成される、 木の美しさを存分に引き出すデザイン。 ボトムに配されたアーチは、 デザインのためだけでなく、 バターケースを持ちやすくするため。 アーチの下に指をすべり込ませれば、 容器がワン・ハンドで持てる。 「持ちにくい」という 皿型のバターケースの難点を、 シンプルに解決してくれます。 皿型だから、バターが切りやすい。 削って使っても、最後まで削りやすい。 底はステンレスで、バターを清潔に保存。 取りはずし可能で、かんたんに洗えます。 木製のバターケースは、 冷蔵庫の冷気からバターを守ってくれる。 木の素材そのものが、 空気をたっぷりと含むから、 バターを、適度な硬さで保存できます。 「普段使いのバターを、特別なバター入れに」 お好きなパンに、いつものバターをそえて、日々の暮らしのそばに置いていただきたい。 そんな気持ちで。 信州・安曇野の工房で、日々、余念なく、心をこめて、 ひとつひとつ、製作しています。 *** 「パティ・スタンダード」は、エシレバターなど輸入もののバターに多い 250gサイズのバターも入るよう設計されています。 ただし、メーカー、種類によって、寸法に大きな違いがあるので、 ご愛用のバターのサイズと、本商品の内寸をご確認のうえ、ご購入ください。 *** くわしい「パティ・スタンダード・バターケース」の商品説明は、 こちらをごらんください ≫ | |
●外寸:長さ16.8×幅10.4×高さ9.1cm ●内寸:長さ13.3×幅6.9×高さ4.8cm (設計寸法です。実寸とは若干の誤差があります) ◇材料:木(底板はステンレスとシナ材) ◇オイル塗料は、食品衛生法適合品を使用しています。 |
お買い上げいただきました。ありがとうございました。 |
◇お申し込みが、複数、多数の場合は、抽選を行ないます。 ◇お譲りする方へは、お申し込み締め切り後に、 メール(翌日までに要返信)で、ご連絡を差しあげます。 ◇当webサイトのトップページでは、お申し込み締め切りから30分後に、 お譲りする方のご氏名のイニシャル(+お住まいのエリア)を、掲載します。 ◇くわしくは「ご購入の申し込み・お支払いについて」を、必ずお読みください。 |
販売数は、1つとなっております。 お申し込みは、1回のお申し込み期間につき、すべてのプロダクトを合わせて、 1つ、1回までとさせていただいております。 |
150g、200g、250gのバターが入ります。450g用「パティ450」はこちらをご覧ください。 |
突き抜けた魅力を放つ、熟成する純柾目のバターケース。 |
最上の純柾目の材で構成された プレミアムなバターの器。 通直な木目のラインと、 オーガニックなフォルムが融合して、 見る者を、使う者を、 心地よい領域へといざなってくれます。 凛としていながらも、 奥底にあたたかみを有している。 そのいでたち、 木のバター入れの既成概念を超越している。 突き抜けた魅力を放っている、 と申し上げてもよいでしょう。 エンジュの木で組み上げたバターケース。 オイル塗装をほどこしていると。 『木目だよ、やっぱり木目』 と、思わず、つぶやいてしまいます。 旋律的・リズミカルとも形容できましょう。 詩的・ポエティックとも形容できましょう。 ぐっと、惹きつけられてしまう。 手をとめて、じっと見入ってしまう。 指先で、木目をなぞると。 木目で刻まれた繊細な凹凸を感じられます。 エンジュの木目には、 濃い・淡いがあり、細い・太いがあります。 木目は、言い換えれば、年輪。 木目の1本は、年輪の1本と同じく、1年のしるし。 いわば、木が生きてきた、その軌跡。 模様とか、意匠とか、そういうデザイン的な要素を超えた 深いふかい意味合いを含んでいます。 このエンジュの材は、 広葉樹の良材をあまた産出する、陸奥は南部地方からやってきました。 青森、秋田、岩手の3県にまたがる、いまなお、山深いエリアです。 2013年の春、丸太で買いました。 直径、45センチ。 エンジュとしては太めで、良材です。 これを、バターケース専用の厚さに挽いて、 安曇野の工房にて、1年間、自然乾燥(天乾)させました。 そののち、工房独自の木材乾燥機で、十二分に含水率を下げから、 製作にあたりました。 色の移ろう速度、とても速い材です。 その変化、日進月歩というわけにはいきませんが、 “月進年歩”ぐらいで進みます。 木が伐られてからの年月が浅いので、いまは、若々しさを放っている段階。 ゆえに、これから、まっすぐ、一途に熟成していきます。 まずは「アンバー(琥珀色)」へと進み、 そして「“濃い茶”色(焦げ茶)」へと進みます。 冷蔵庫のなかは、 ふだん光の当たらない空間ですので、使用の頻度で、差はあるかと思いますが。 しげく使っていただければ、それだけ早く熟成します。 エンジュは、「延寿」と、漢字をあてることがあります。 円熟味(えんじゅくみ)のエンジュでもあります。 木目が、まあるく、ラウンドになるよう、材をレイアウトして組み上げると、 縁起が良い木として、たっとばれるのも、しみじみ、納得できます。 手に持てば、さっくりとした触感。 適度に重量感もあり、質実、実直さが伝わってきます。 木じたいにチカラがある感じがする。 それは、エンジュの木の、樹木の姿、そのもの。 エンジュは、ぐんぐん上に伸びて、大きく枝葉を広げます。 名のごとく、テーブルの上に、幸せがやってきそうな、エンジュの木のバターケース。 使うひとに元気を与えてくれそう。 永きにわたってご使用いただければ、果てしなく熟成する。 心ゆくまで、お楽しみいただけます。 |
画像と同じ商品を、お渡しします。 色や質感は撮影やモニターの具合により、誤差があります。 |
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このバターケースの重量は450g(製品完成時)です。 |
木について |
●イヌエンジュ/犬槐 木工界では「エンジュ」と呼びならわしていますが、 正確には「イヌエンジュ」で「エンジュ」とは別の種類の木です。 ちなみにエンジュは「アカシア」とも呼ばれます。 ご年配の方なら 西田佐知子さんの歌う「アカシアの雨がやむとき」を思い出すでしょうか? (↑Youtubeへのリンクです。音が出ます) エンジュの仲間には、ほかにも。 「ニセアカシア」というのもあります。別名を「ハリエンジュ」といいます。 最近では、河原にはびこって、やっかいもの扱いされているようですが。 これについては、過去に書いた記事があります↓ 安曇野クラフト日記2009/06/19「ニセアカシアの雨に打たれて」 話が横道にそれましたが、イヌエンジュのこと。 日本全国に分布している木ですが、木材としては、あまり流通しておらず、 とても貴重な材といえます。 茶褐色の色は、どの木にもない独特なもの。 材は、彫刻や細工物など、小木工品、工芸用として用いられます。 エンジュの木は、太く、大きく成長しないため、家具材として供されることは多くないので、 良材であるわりには、広くあまねく知れ渡る存在ではありません。 そのほかの用途としては、農具・工具の柄や薪炭材として。 面白いところでは、床の間の柱(床柱)や、太鼓あるいは三味線の胴などに供されます。 「延寿」という当て字で書かれる場合もあり、 文字どおり縁起のいい木といわれることもあります。 気乾比重:0.63 |
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上の画像は「きいちゃんの飯綱自然ガイド」からご提供いただきました。 地元信州の飯綱高原で自然を題材に写真を撮影し、webサイトで紹介されています。 とてもいきいきとした写真は、観ていてココロ癒されます。 |
こちらの3点は2012年7月、札幌市は北海道神宮にて、川原カズキが撮影。 北海道には、多くのイヌエンジュの木が自生しており、民芸品の材料としても用いられている。 アイヌの人たちは、このエンジュの柱を使って住居を作った。 (C)Kazuki KAWAHARA/SQUARE CRAFT FACTORY ◎画像の使用は、ご連絡をいただき、当ページへのリンクをお願いいたします。 |
パティ・スタンダードについて 安曇野の木工工房、 スクエアクラフトファクトリーの 「Pattie Standard バターケース」は、 スーパーなどで広く市販されている 200gサイズのバターのためのバターケースです。 弓なりな曲線で構成される、 木の美しさを存分に引き出すデザイン。 ボトムに配されたアーチは、 デザインのためだけでなく、 バターケースを持ちやすくするため。 アーチの下に指をすべり込ませれば、 容器がワン・ハンドで持てる。 「持ちにくい」という 皿型のバターケースの難点を、 シンプルに解決してくれます。 皿型だから、バターが切りやすい。 削って使っても、最後まで削りやすい。 底はステンレスで、バターを清潔に保存。 取りはずし可能で、かんたんに洗えます。 木製のバターケースは、 冷蔵庫の冷気からバターを守ってくれる。 木の素材そのものが、 空気をたっぷりと含むから、 バターを、適度な硬さで保存できます。 「普段使いのバターを、特別なバター入れに」 お好きなパンに、いつものバターをそえて、日々の暮らしのそばに置いていただきたい。 そんな気持ちで。 信州・安曇野の工房で、日々、余念なく、心をこめて、 ひとつひとつ、製作しています。 *** 「パティ・スタンダード」は、エシレバターなど輸入もののバターに多い 250gサイズのバターも入るよう設計されています。 ただし、メーカー、種類によって、寸法に大きな違いがあるので、 ご愛用のバターのサイズと、本商品の内寸をご確認のうえ、ご購入ください。 *** くわしい「パティ・スタンダード・バターケース」の商品説明は、 こちらをごらんください ≫ | |
●外寸:長さ16.8×幅10.4×高さ9.1cm ●内寸:長さ13.3×幅6.9×高さ4.8cm (設計寸法です。実寸とは若干の誤差があります) ◇材料:木(底板はステンレスとシナ材) ◇オイル塗料は、食品衛生法適合品を使用しています。 |
お買い上げいただきました。ありがとうございました。 |
◇お申し込みが、複数、多数の場合は、抽選を行ないます。 ◇お譲りする方へは、お申し込み締め切り後に、 メール(翌日までに要返信)で、ご連絡を差しあげます。 ◇当webサイトのトップページでは、お申し込み締め切りから30分後に、 お譲りする方のご氏名のイニシャル(+お住まいのエリア)を、掲載します。 ◇くわしくは「ご購入の申し込み・お支払いについて」を、必ずお読みください。 |
販売数は、1つとなっております。 1回の販売期間で、お申し込みは1回、合計1つまでとなっております。 |
150g、200g、250gのバターが入ります。450g用「パティ450」はこちらをご覧ください。 |
山桑の木の白眉、色の熟成と変化を、存分に楽しみたい。 |
それは、右の写真が示すところ。 いちばん上の画像、色が左右で異なります。 まず、左側。 板材にしてから、1年と8か月たった 山桑の木の色です。 いっぽう、右は、ご参考までにと、 材の表面を削ってみました。 そうなんです。 今回リリースする山桑のバターケース、 その色と、同じですね。 できたての、さわやかな 浅黄(あさぎ)な色も良いけれど。 熟成が進んだ、シックな 聚楽(じゅらく)な色も、これまた、良い。 山桑のバターケースを手に入れたなら。 この、左側の色を目指す。 そんな、到達点を有するバターケース。 小粋なもんです。 バターケースを製作する際は、 最終工程で、オイルを施しますし、 バターケースは、一日のほとんどを 冷蔵庫という暗所で過ごすので、 すぐに、色が変化するわけではありませんが。 いずれ、この色になってくれるわけです。 ああ、楽しみ。 とはいっても、作者の私は、 見ること、できないのですが……。 工房に何枚かある山桑の板材のなかでも、 木目の流れが安定している部分を用いました。 サイドの木目の流れのうち、1本、濃い色のラインがあります。 木目、イコール、年輪。 そして、木目の線は、冬に成長した部分にあたります。 濃色の木目が形成された、その冬に、いったい、なにがあったんでしょうか? 木に問うても、答えは返ってきません。 たぶん、きっと。この山桑の木にとって、厳しい冬だったのでしょう。 木工に、正面から取り組んでいるクラフトマンや、経験値の高い職人なら、 「クワの木」あるいは「ヤマグワ」と聞けば、 「おお……」というリアクションが返ってくるでしょう。 もし、「クワ」と問いかけて、反応がなければ。 その仕事と興味の範囲、限定されている、と推測していいかもしれません。 (かといって、クワに反応すれば、優秀な木工屋さんとはかぎりませんが。) くわしくは、後述の「木について」を、お読みいただければよいかと思います。 希少材です。 木材屋さんに「クワの木、お願いします」と、問うても。 たいてい「ないですね」と返ってきます。 東京は木場あたりの高級材を扱う、いわゆる「銘木屋さん」なら、持ってますが、 正直なところ、わたしには、予算の関係で、手がでません。 この山桑の材は、2013年の春、とある木材の競り市に出かけた際、 土場の端に、ひっそりと積んであるものを、目ざとく見つけて、落札しました。 たまたま、競りのライバルが少なかったのが幸いして、 当工房、スクエアクラフトにやってくることになりました。 一般的な工芸材とは、クオリティも、プライスも、ワンランクちがいます。 つきましては、お譲りする値段にも、若干ですが、反映されることになります。 あとは、使い手の方にとって価値があるか、ご判断いただければよいとおもいます。 幾冬、幾夏を経て、あなたのところに、桑の木のバターケースがやってきて、 同じ屋根の下で、同じだけ、歳月を過ごすということは。 それは、バターケースも、あなたも、同じだけ歳を取る、ということ。 そう考えれば、山桑の木のバターケースの価値、素晴らしきものに思えるはず。 それなりの時間が経過して、色に渋みが加わったなら……どうなるんだろう。 わたしにも、予測がつきませんが、 「雅趣」(がしゅ:風雅なおもむき)の領域まで達すること、確実。 熟成する楽しみ。山桑の木のバターケースで。 移ろいゆく色、目の当たりにしてみませんか。 それは、ありきたりのバターケースでは得られない、素敵なできごと。 日々の暮らし、なんだか単調に過ぎるかな、と、思われる向きにも。 顕著なる変化、確実なる成果が、 これから、あなたの目の前に展開されていきます。 |
画像と同じ商品を、お渡しします。 色や質感は撮影やモニターの具合により、誤差があります。 |
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このバターケースの重量は433g(製品完成時)です。 |
木について |
●ヤマグワ/山桑/Morus bombycis, Japanese mulberry | |
ヤマグワの木の説明をするときには、 「マグワ」と「ヤマグワ」の違いについて、 まず、説明しなければなりません。 マグワ(真桑)は、 日本のどこの里でも見られた木です。 その葉、蚕(カイコ)が食べまして、 繭(まゆ)が、絹の原料になります。 むかしは、どこでも お蚕さんを飼っていたものです。 なので。 「桑の木」と聞いて、ピンとくるのは。 きっと、ご年配の方、かなと。 そのクワの木、 きっと「マグワ」だったハズです。 いっぽう「ヤマグワ」は。 そのマグワの木の葉が 手に入らないとき、山から葉を採ってきて、 蚕に与えていたようです。 お蚕さんにとっては「マグワ」ですが。 木材の利用としては、 もっぱら「ヤマグワ」となります。 ひとことでいえば「超高級材」 とくに、伝統工芸において珍重されており、 茶箪笥(ちゃだんす)、長火鉢など、 高級和家具の材料として、 いまでも、たっとばれています。 江戸指物の世界では、 「やっぱり、山桑」という作家さんも多く、 ここ一番、大切な作品のために、 最上のヤマグワの材を こっそり、キープしていたりします。 ヤマグワの樹は、大きくなっても、 樹高12メートル、直径が60cmほど。 しかし、昨今、そのような木は、 ほとんど見かけることはなく、 ハンパじゃなく希少材になっています。 とにかく、色が大きく変化します。 黄色→山吹色→茶褐色へ。 わたしの知っているかぎり、 色が移ろう幅として、 ヤマグワの右に出るものはありません。 気乾比重:0.62 |
上2点と下の写真は、2012年7月、 札幌市は北海道大学農学部にて撮影。 幹や枝は、くねりにくねって、 ひっそりとたたずんでおり、目立ちません。 北海道では、カイコのエサとして、 マグワより、こちらのヤマグワのほうを、 エサとして、与えていたとのこと。 山桑の木は雌雄異株、 オスの木とメスの木がありまして、 メスの木には、実がなります。 下の写真、小さく赤い実が見えるでしょうか? 鳥に食べられて、ほとんど残っていませんが…。 (C)Kazuki KAWAHARA/SQUARE CRAFT FACTORY ◎画像の使用は、ご連絡をいただき、 当ページへのリンクをお願いいたします。 |
パティ・スタンダードについて 安曇野の木工工房、 スクエアクラフトファクトリーの 「Pattie Standard バターケース」は、 スーパーなどで広く市販されている 200gサイズのバターのためのバターケースです。 弓なりな曲線で構成される、 木の美しさを存分に引き出すデザイン。 ボトムに配されたアーチは、 デザインのためだけでなく、 バターケースを持ちやすくするため。 アーチの下に指をすべり込ませれば、 容器がワン・ハンドで持てる。 「持ちにくい」という 皿型のバターケースの難点を、 シンプルに解決してくれます。 皿型だから、バターが切りやすい。 削って使っても、最後まで削りやすい。 底はステンレスで、バターを清潔に保存。 取りはずし可能で、かんたんに洗えます。 木製のバターケースは、 冷蔵庫の冷気からバターを守ってくれる。 木の素材そのものが、 空気をたっぷりと含むから、 バターを、適度な硬さで保存できます。 「普段使いのバターを、特別なバター入れに」 お好きなパンに、いつものバターをそえて、日々の暮らしのそばに置いていただきたい。 そんな気持ちで。 信州・安曇野の工房で、日々、余念なく、心をこめて、 ひとつひとつ、製作しています。 *** 「パティ・スタンダード」は、エシレバターなど輸入もののバターに多い 250gサイズのバターも入るよう設計されています。 ただし、メーカー、種類によって、寸法に大きな違いがあるので、 ご愛用のバターのサイズと、本商品の内寸をご確認のうえ、ご購入ください。 *** くわしい「パティ・スタンダード・バターケース」の商品説明は、 こちらをごらんください ≫ | |
●外寸:長さ16.8×幅10.4×高さ9.1cm ●内寸:長さ13.3×幅6.9×高さ4.8cm (設計寸法です。実寸とは若干の誤差があります) ◇材料:木(底板はステンレスとシナ材) ◇オイル塗料は、食品衛生法適合品を使用しています。 |
お買い上げいただきました。 ありがとうございました。 |
先着販売のプロダクトにつきましては、 お申し込みから3日以内(土日、祝日となる場合は、その翌日)に お支払いを行なっていただくこと、お約束いただける方だけ、ご購入いただけます。 いちばん最初にお申し込みいただいた方だけに、自動送信にて、メールが届きます。 (そのあとのお申し込みは、システム上、できないようになっております) 自動送信のメールが届いた方に、商品をお譲りすること、お約束いたします。 お譲りする方へは、こちらで、先着のお申し込みを確認したあと、 別途、メール(要返信)にて、ご連絡を差しあげます。 ご購入に際しましては、メールへの返信が条件となっております。よろしくお願いします。 ※発売準備と開始の手順です 【21時20分ごろ】発売準備のため、商品の紹介ページは、ご覧いただけなくなります ↓ 【21時30分00秒】受け付けを開始いたします。 |
販売数は、1つとなっております。 1回の販売期間で、お申し込みは1回、合計1つまでとなっております。 |
450gサイズまでのバターが入ります。 200g、250g用「パティ・スタンダード」はこちらをご覧ください。 |
山桑の木の白眉、色の熟成と変化を、存分に楽しみたい。 |
山桑の木のバターケースが目指すところ。 |
画像と同じ商品を、お渡しします。 色や質感は撮影やモニターの具合により、誤差があります。 |
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このバターケースの重量は535g(製品完成時)です。 |
木について |
●ヤマグワ/山桑/Morus bombycis, Japanese mulberry | |
ヤマグワの木の説明をするときには、 「マグワ」と「ヤマグワ」の違いについて、 まず、説明しなければなりません。 マグワ(真桑)は、 日本のどこの里でも見られた木です。 その葉、蚕(カイコ)が食べまして、 繭(まゆ)が、絹の原料になります。 むかしは、どこでも お蚕さんを飼っていたものです。 なので。 「桑の木」と聞いて、ピンとくるのは。 きっと、ご年配の方、かなと。 そのクワの木、 きっと「マグワ」だったハズです。 いっぽう「ヤマグワ」は。 そのマグワの木の葉が 手に入らないとき、山から葉を採ってきて、 蚕に与えていたようです。 お蚕さんにとっては「マグワ」ですが。 木材の利用としては、 もっぱら「ヤマグワ」となります。 ひとことでいえば「超高級材」 とくに、伝統工芸において珍重されており、 茶箪笥(ちゃだんす)、長火鉢など、 高級和家具の材料として、 いまでも、たっとばれています。 江戸指物の世界では、 「やっぱり、山桑」という作家さんも多く、 ここ一番、大切な作品のために、 最上のヤマグワの材を こっそり、キープしていたりします。 ヤマグワの樹は、大きくなっても、 樹高12メートル、直径が60cmほど。 しかし、昨今、そのような木は、 ほとんど見かけることはなく、 ハンパじゃなく希少材になっています。 とにかく、色が大きく変化します。 黄色→山吹色→茶褐色へ。 わたしの知っているかぎり、 色が移ろう幅として、 ヤマグワの右に出るものはありません。 気乾比重:0.62 |
上2点と下の写真は、2012年7月、 札幌市は北海道大学農学部にて撮影。 幹や枝は、くねりにくねって、 ひっそりとたたずんでおり、目立ちません。 北海道では、カイコのエサとして、 マグワより、こちらのヤマグワのほうを、 エサとして、与えていたとのこと。 山桑の木は雌雄異株、 オスの木とメスの木がありまして、 メスの木には、実がなります。 下の写真、小さく赤い実が見えるでしょうか? 鳥に食べられて、ほとんど残っていませんが…。 (C)Kazuki KAWAHARA/SQUARE CRAFT FACTORY ◎画像の使用は、ご連絡をいただき、 当ページへのリンクをお願いいたします。 |
パティ450バターケースについて スクエアクラフトファクトリーの「pattie450」は カルピスバターや発酵バター、低水分バターなど、 450gサイズの業務用バター、ポンドバターのために デザインされ、安曇野の工房で製作している 木製のバターケースです。 ボトムに配されたアーチは、 独特のフォルムを形づくるだけでなく、 バターケースを持ちやすくするための独自設計。 容器がワン・ハンドで持てます。 皿型のバターケースは「持ちにくい」 この難点を、アーチの構造が解決してくれます。 皿型だから、バターがナイフで切りやすい。 削って使っても、深底のバター容器のように、 薄くなると削りにくくなる、 なんてことはありません。 底はステンレスで、バターを清潔に保存。 取りはずし可能で、お手入れがかんたんです。 木製のバターケースは、 木が、冷蔵庫の冷気からバターを守ってくれる。 だから、バターを適度な硬さで保存できます。 そして、木のバターケースには、 他の素材にはない、あたたかみがあります。 琺瑯やガラスの容器ような冷たさがありません。 デザインは“バターケースの未来形”をコンセプトに、 多様多彩な曲線、曲面を有機的に組み合わせて。 「pattie450」にしかないフォルムを創りあげました。 バターケースを極める工房、スクエアクラフトの あたらしい木製バターケース「パティ450」 日々の朝食、パンづくり、休日のお菓子づくりに、 こころ豊かになるシーンを加えてくれるでしょう。 | |
■くわしい「パティ450バターケース」の商品説明はこちらをごらんください ≫ ■「パティ450バターケース」の開発ストーリーもぜひ、ごらんください ≫ |
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●外寸:長さ18.8×幅10.8×高さ11.5cm ●内寸:長さ15.4×幅7.4×高さ6.7cm (設計寸法です。実寸とは若干の誤差があります) ◇材料:木(底板はステンレスとシナ材) ◇オイル塗料は、食品衛生法適合品を使用しています。 |
お買い上げいただきました。ありがとうございました。 |
販売数は、1つとなっております。 1回の販売期間で、お申し込みは1回、合計1つまでとなっております。 |
こちらのプロダクトには、200gサイズまでのバターが入ります。 |
食卓が優しさにつつまれる、プレミアムなミルキーホワイト。 |
クリーミーな白。 |
画像と同じ商品を、お渡しします。 色や質感は撮影やモニターの具合により、誤差があります。 |
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このバターケースの重量は682g(製品完成時)です。 |
木について |
●イタヤカエデ/板屋楓/Painted Maple | |
手のひらのような葉っぱで、 森のなかで、すぐに見つけることができます。 北海道から九州まで、 高所から低所まで広く分布し、 とくに北海道、東北で多く自生しています。 イタヤカエデは、亜種が多く、 品種をあげるとキリがないぐらい。 木材業界では、まとめて、 カエデの名で流通していますが、 基本的には、 カエデ=イタヤカエデということになります。 材は、白くて、木目が目立たず、 ツヤがでるので、建築の内装、 ピアノなどの楽器、漆器の生地、 小木工芸品など、装飾性が高い材として人気。 見かけによらず硬くて、密度が高く、 家具にもしばしば用いられる。 曲げ木にしても、良い結果が得られます。 葉っぱの形、モミジに似ています。 ところで、カエデとモミジの違いって、 知ってますでしょうか? じつは、明確な区別はないんだそうです。 葉の切れ込みが浅いものがカエデ、 深いものがモミジと呼ばれますが、 モミジも、カエデ科カエデ属になります。 モミジの語源は「もみず」だそうで。 紅葉することを意味する 「もみず」という動詞があって、 それでもって、カエデのなかでも、 顕著に色を変えるものを 「モミジ」と呼ぶようになったよし。 いっぽう、カエデの名の語源は 「カエルの手」だそうです。 「かへるで」が転じて、カエデになりました。 葉のかたちから、カナダの国旗を 連想されたかたも多いのでは。 カナダ国旗のモチーフは、 シュガーメープル(サトウカエデ)。 樹液は、メープルシロップの原料になります。 じつは、イタヤカエデの樹液にも 糖分が含まれており、樹液を煮詰めて メープルシロップを作ることができます。 実際に、商品化もされていますが、 コストがかかるようで、とても高価です。 気乾比重:0.67 |
上2点の写真は、2012年7月、 札幌市は野幌森林公園にて撮影。 カエデ科の木のなかでは、幹が太くなるのが、 イタヤカエデの特徴。 上2点の写真は、2012年7月に撮影。 札幌市の円山公園のイタヤカエデの並木。 イタヤカエデは「板屋楓」と書きます。 ご覧いただいてのとおり、枝葉がよく茂り、 屋根をかけたようになるから、 その名がつきました。 |
イタヤカエデの若芽。 小さくても、イタヤだとわかります。 たぶん、エゾイタヤカエデでしょう。 写真は、2012年7月、旭川市郊外の森にて撮影。 (C)Kazuki KAWAHARA/SQUARE CRAFT FACTORY ◎画像の使用は、ご連絡をいただき、 当ページへのリンクをお願いいたします。 |
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リアル バターケースついて | |
底が深いバターケースは、 皿型のバターケースより持ちやすいのですが、 そのかわり、バターが切りにくい。 削るにしても、バターが少なく、 薄くなると削りにくくなります。 この悩み…。 スクエアクラフトが解決しました。 オリジナルのアイディア「ポップアップ機構」は、 ケースをフタの上にのせるだけで、 バターが上がってくる、 まったく新しい設計コンセプトです。 底板には、18-8ステンレスを採用。 取りはずして洗うことができるので、いつも清潔。 木のバターケースについて、 清潔感を気にされる方にも、おすすめできます。 スクエアクラフトのバターケースには、 バターナイフを通すスリット(穴)がありません。 だから、密封・密閉性がアップ! バターをおいしく長持ちさせることができます。 毎日の朝食が楽しくなる。 バターを大切に保存してくれる。 「リアル バターケース」は、 バターのための、 バターを使う人のための木製バターケース。 いろんな樹種で製作したバターケースは、 ひとつひとつ、写真を撮って、 webショップで紹介しています。 安曇野の工房から全国の皆さまへ。 たくさんの方に、お買い上げいただき、 ご愛用いただいております。 くわしい「リアル バターケース」の商品説明は こちらをごらんください ≫ 「リアル バターケース」の開発コンセプトも ぜひ、ごらんください ≫ |
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●外寸:長さ18.4×幅10.0×高さ7.5cm ●内寸:長さ13.0×幅6.8×高さ3.4cm ※内寸の長さと幅は、ステンレス底板の寸法です(設計寸法です。実寸とは若干の誤差があります) ◇このバターケースには 200gサイズのバターが入ります。 ◇オイル塗料は、食品衛生法適合品を使用しています。 |
お買い上げいただきました。ありがとうございました。 |
◇お申し込みが、複数、多数の場合は、抽選とさせていただきます。 ◇お譲りする方へは、お申し込み締め切り後に、 メール(翌日までに要返信)で、ご連絡を差しあげます。 ◇当webサイトのトップページでは、お申し込み締め切りから30分後に、 お譲りする方のご氏名のイニシャル(+お住まいのエリア)を、掲載します。 ◇くわしくは「ご購入の申し込み・お支払いについて」を、必ずお読みください。 |
販売数は、1つとなっております。 1回の販売期間で、お申し込みは1回、合計1つまでとなっております。 |
450gサイズまでのバターが入ります。 200g、250g用「パティ・スタンダード」はこちらをご覧ください。 |
深遠なる時間も、重量感も、お買い求めいただけます。 |
ズミとかヤマズミといえば、 わかる方もいらっしゃるかもしれませんが、 それなりに木を知る人にとっても、 未知の木かもしれません。 木のバターケースをお探しの方なら。 木のバター入れって、 桜やクルミの材で作ったものが多いな、と お気づきになるかと思います。 サクラ系にクルミ系、 実際、つくって、仕上げてみて、 じつに良い木だな、と思います。 しかしながら。 それだけが、バターの容器にふさわしい木である というわけではありません。 上記、踏まえまして。 「小梨の木」その魅力を語ります。 ブリック・レッド。煉瓦色。 天然の木の色であるとは思えない、 自然の采配による、絶妙な色調合。 目を引く色でありながら、 けっして、品が悪いわけでなく、 粗野な感じではない。 格調の高さ、確たる存在感があります。 色を確かめていただいたら、 画像を拡大して、木目をご覧ください。 みっちりと、木目が詰まっています。 小梨の木は、冷涼なところに育つ木。 植物学的分類では、バラ科リンゴ属ということになります。 そう。小梨の木は、リンゴの仲間なんです。 リンゴの産地といえば、寒いところ。 寒いところに育つ木は、じっくり、時間をかけて成長します。 で、ご存じのとおり、年輪1本は、1年。 その間隔、せまい、ということは、言わずもがな、です。 この小梨の木、岐阜県は飛騨地方からやってきました。 生育した場所を、ピンポイントで把握しているわけではありませんが、 材そのものをみれば、きびしい環境で育ったこと、想像に難くありません。 緻密な木。とても堅い材です。 なおかつ、ほぼジュンマサ(純柾目)の、柾目材。 サイドを構成する材でいえば、トップのほうが外周部で、 底のほうが、木の芯にちかい部分。 こういう方向でレイアウトすると、パティ450は、とても見栄えがします。 トップの材の木目は、柾目でありながらも、味わい深くカーブしています。 整然さと、野趣ある感じの境界線に、堂々と立つ。 プレミアムグレードでのリリースです。 お買い求めになる方は、この深遠なる時間もお買い求めいただきまして、 そして、使っていただくことになります。 この小梨の木が、幾十回の冬を耐え抜き、越えてきたか。 作り手として、そこを感じていただくこと、願っています。 |
画像と同じ商品を、お渡しします。 色や質感は撮影やモニターの具合により、誤差があります。 |
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このバターケースの重量は632g(製品完成時)です。 |
木について |
●コナシ/小梨/Toringo Crab
Apple (別名:ズミ、ヤマズミ、コリンゴ、ミツバカイドウ) 「ズミ」の呼称が、いちばんメジャーなようですが、 工房の地元、信州での呼び名「コナシ」で、紹介します。 産出される量が少ないため、 主たる用途というには、大仰なのですが、 材は、家具、小木工品に、使われます。 自生に限定すれば、 冷涼な場所にしか育たない木で、材はとても堅い。 それを生かして、櫛(くし)も作られます。 鍬や工具の柄にも向いています。 樹皮を水につけると、黄色くなるので、 染料や、絵の具の材料にもなります。 その有様「染み(しみ)」が転じて 「ズミ」と呼ばれるようになったようです。 白く小さな花は、愛でるべき可憐さ。 山歩きが好きな方、自然の写真が好きな方なら、 ご存じの方も、多いかもしれません。 花が散ると、小さな実をつけて、 直径1センチに満たないほどに成長し、 秋になると、黄色、そして赤に色づきます。 完熟すれば、リンゴのような味がして、甘いですが、 熟さないと、かなり酸っぱい。 その味を「酢味(すみ)」とあてまして、 それが、転じて「ズミ」となったという説もあります。 リンゴの台木として用いられることもあり、 果樹園のリンゴの樹には、 小梨の木に、リンゴの若木を挿し木したものが、 多いようです。 |
上の写真4点は2013年6月と 2014年6月に、長野県は上高地の 「明神館」前にて、川原カズキが撮影。 満開の小梨の花と 背後に北アルプス明神岳の 祝福すべき風景。 花が散ると、小さな実をつけて、 徐々に成長し、秋に赤く色づきます。 こちらは、同じ上高地の 河童橋付近の小梨平で撮影。 コナシの木がたくさんあるから小梨平。 上の明神館の小梨の花とは、 様相がちがいます。 小梨は、大きく変異する種であるため、 生育する場所、また、個体によって、 枝ぶりに葉、花、樹皮に至るまで、 かなりの差があります。 (C)Kazuki KAWAHARA SQUARE CRAFT FACTORY ◎画像の使用は、ご連絡をいただき、 当ページへのリンクをお願いいたします。 |
パティ450バターケースについて スクエアクラフトファクトリーの「pattie450」は カルピスバターや発酵バター、低水分バターなど、 450gサイズの業務用バター、ポンドバターのために デザインされ、安曇野の工房で製作している 木製のバターケースです。 ボトムに配されたアーチは、 独特のフォルムを形づくるだけでなく、 バターケースを持ちやすくするための独自設計。 容器がワン・ハンドで持てます。 皿型のバターケースは「持ちにくい」 この難点を、アーチの構造が解決してくれます。 皿型だから、バターがナイフで切りやすい。 削って使っても、深底のバター容器のように、 薄くなると削りにくくなる、 なんてことはありません。 底はステンレスで、バターを清潔に保存。 取りはずし可能で、お手入れがかんたんです。 木製のバターケースは、 木が、冷蔵庫の冷気からバターを守ってくれる。 だから、バターを適度な硬さで保存できます。 そして、木のバターケースには、 他の素材にはない、あたたかみがあります。 琺瑯やガラスの容器ような冷たさがありません。 デザインは“バターケースの未来形”をコンセプトに、 多様多彩な曲線、曲面を有機的に組み合わせて。 「pattie450」にしかないフォルムを創りあげました。 バターケースを極める工房、スクエアクラフトの あたらしい木製バターケース「パティ450」 日々の朝食、パンづくり、休日のお菓子づくりに、 こころ豊かになるシーンを加えてくれるでしょう。 | |
■くわしい「パティ450バターケース」の商品説明はこちらをごらんください ≫ ■「パティ450バターケース」の開発ストーリーもぜひ、ごらんください ≫ |
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●外寸:長さ18.8×幅10.8×高さ11.5cm ●内寸:長さ15.4×幅7.4×高さ6.7cm (設計寸法です。実寸とは若干の誤差があります) ◇材料:木(底板はステンレスとシナ材) ◇オイル塗料は、食品衛生法適合品を使用しています。 |