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Category : real butter case
空想でよいので。 目の前に半紙と、筆を置いて。 「木製バターケース」と、 墨文字で、書いてみましょう。 半紙に書かれた、その文字のイメージ。 それが、今回リリースする エンジュの木のバターケースのテイストです。 もしかして、皆さんがイメージする 木のバターケースのイメージを、 はるかに凌駕しているかもしれません。 画用紙に「木の板」を描いたとして。 こういうふうに描くひとは、 きっと、いらっしゃらない、でしょう。 これぞ、木のバターケースであり、 木のバターケースを超えるバターケース。 せっかく、木のバターケースを買うんだから、 木の質感に満ち満ちたプロダクトは、 選択肢として、十分にありえます。 あくまでも、主観的な印象ですが。 木目の強いバターケースをお渡しすると、 ご満足いただけること、多いです。 なので、標準グレード……なのですが、 年末ということでもありますので、エコノミーグレードにしまして。 予算に限りがある方に。 あるいは、自分へのクリスマスプレゼントに。 送料を含めても、1万円以内で、お買い上げいただける価格にしました。 (遠方の際は、若干ですが、1万円を出てしまいます) 話を、もとにもどして。 そう、木目です。木目なんです。 木のバター入れとしての、ひとつの極致は、木目にあります。 そのライン、指先でなぞると。 繊細に刻まれた凹凸を感じられます。 エンジュの木目には、濃い・淡いがあり、細い・太いがある。 その一本一本を確かめるのも、興味深い。 木目は、言い換えれば、年輪ということ。 その1本は、年輪の1本と同じく、1年のしるし。 木が生きてきた、その軌跡。 それが、いま、こうして、バターケースに表出する波紋となって、 わたしたちの前に、現れます。 側面のうち、2つの面に、まったり濃い、茶色のストライプが入っています。 木の歴史として、この部分に、何かがあった。 成長過程でそうなったのか? あるいは、そのあとに、なにかあったのか? 木に問うてみても、答えてくれず。ナゾではありますが。 ともかくとして、いい具合にアクセントになっていますし、 世のなかに、ひとつしかない意匠であることは、確かです。 そもそも、エンジュの木のバターケースは、色が濃くなっていくので、 このストライプの茶色をベンチマークにすれば、 のちのちの「熟成の具合」を確認するのにも、良いかもしれません。 このエンジュの材は、広葉樹の良材をあまた産出する 陸奥(むつ)、南部地方からやってきました。 青森、秋田、岩手の3県にまたがる、いまなお、山深いエリアです。 2013年の春、丸太で買いました。 直径、45センチ。エンジュとしては太めで、良材です。 これを、バターケース専用の厚さに挽いて、 安曇野の工房にて、1年間、自然乾燥(天乾)させました。 そののち、工房独自の木材乾燥機で、十二分に含水率を下げから、 製作にあたりました。 色の移ろう速度、とても速い材です。 その変化、日進月歩というわけにはいきませんが、 “月進年歩”ぐらいで進みます。 木が伐られてからの年月が浅いので、いまは、若々しさを放っている段階。 ゆえに、これから、まっすぐ、一途に熟成していきます。 まずは「アンバー(琥珀色)」へと進み、 そして「“濃い茶”色(焦げ茶)」へと進みます。 冷蔵庫のなかは、 ふだん光の当たらない空間ですので、使用の頻度で、差はあるかと思いますが。 しげく使っていただければ、それだけ早く熟成します。 エンジュは、「延寿」と、漢字をあてることがあります。 円熟味(えんじゅくみ)のエンジュでもあります。 縁起が良い木として、工芸材として重用されるのも、しみじみ、納得できます。 手に持てば、さっくりとした触感。 適度に重量感もあり、質実、実直さが伝わってきます。 木じたいにチカラがある感じがする。 それは、エンジュの木の、樹木の姿、そのもの。 エンジュは、ぐんぐん上に伸びて、大きく枝葉を広げます。 節がありますが、ちゃんと生きている、いわゆる「生節(いきぶし)」です。 無垢なる木の魅力として、エンジュの木そのものの魅力として、 自然からやってきたものとして、お楽しみいただければ、幸いに存じます。 力強い木目の流れに、幸せそのものを表す「延寿」の名。 毎朝、食卓に置けば、バターケースから、元気がもらえそう。 ……ととと、 なんだか、“開運商法” みたいになるので、このへんで。 普通のバターケースとは、ひと味、ふた味、ちがいます。 そこに、厳然たる価値があります。
8,500円(税込9,350円)
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