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Category : pattie standard
きっぱりと、濃い目の赤茶色が印象的。 シュリザクラです。 シウリザクラともいいます。 きっと、ご存じない方が、ほとんどだと思います。 材が有する魅力と、 木の知名度が、釣り合わない。 そういう意味では、 シュリザクラはその代表格と言えるでしょう。 良い木だけど、知られていない。 知る人ぞ知る、無名の銘木。 それが、シュリザクラです。 なぜ、無名なのか? それは、たんに流通する量が少ないから。 それだけのことなのです。 家具作家さんで、 シュリザクラの材を好む人、多くいます。 個人工房だったら、 量の多寡は、それほど気にしませんから。 製作に励んで、楽しい材。 素直な性格の持ち主といったところです。 濃色だけど、媚びるところがなく、 ツヤ消しな、マットな、小ざっぱりとした雰囲気がよろしい。 パティ・シリーズのバターケースを構成する曲面に、ふさわしい質感だと思います。 そして、使えばつかうほど、磨けばみがくほど、光ってくる。 育てがいのあるバターケースです。 トップのオフセットした木目の波紋も、なかなかに、おしゃれです。 いい感じに、まとまりました。 トップに、細筆でなでたようなラインをみつけることができますが、 サクラの類(たぐい)なので、こういうこともあります。 これがなければ、ワンランク上のエリートグレードになっていたはずです。 それから。ちなみに。 シュリザクラのストックは、これで、底をつきました。 手に入れば、また作りたいと思っていますが、 木は、材は、出会いものなので、いつになるか……。 ともかく、このさき、製作予定はありません。 シュリザクラは、クール・モダン。 木のもので、モダンで、クールな感じのものって、案外みつからないもの。 そういう観点でも、レアで、価値あるプロダクト。 食卓を、スタイリッシュにまとめたい方にも、おすすめです。
中部地方から北の地域に育ちます。 シウリザクラとも呼ばれます。 シュリにせよ、シウリにせよ。 不思議な響きの言葉です。 語源は、アイヌ語の(シュ・ニ:苦い木)とか、 中国名の「チョウリ」 (正確にはエゾノウワズミザクラ)とか、 諸説あるようですが、定かではありません。 バラ属、サクラ科の樹木。 れっきとしたサクラの仲間なのですが、 花は、シソの花みたいに、 穂に小さな白い花がいっぱい咲きます。 ほんと、サクラっぽくないのが不思議です。 開花は5〜6月です。 産出量が少ないので、 大手のメーカーでは、ほとんど使わませんが、 上質な材として知られるので、 個人の小さな工房では、よく用いられます。 狂いが少なく、割れにくい。 なので、以前は、 定規の材料に使われたようです。 素直な性格の材です。 刃の入りがいいのも、好感が持てる。 知名度は低いですが、通ごのみの木です。 かくいう私も、 木工の世界に入ってから知りました。 気乾比重:0.67
11,000円(税込12,100円)
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