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こちらのプロダクトには、200gサイズまでのバターが入ります。

魔法のランプに願ったとしても、二度とは出会えないでしょう。

ブラックチェリーのリアル バターケース。 かるく杢（もく）が入ったエリートグレードです。 前回リリースのとき、 つぎのように↓ 　-- 　正直に、お知らせしておきます。 　数にして、2つ分の材を切り出しました。 　そして、ひとつ、組み上げたのが、 　今回リリースする、このプロダクト。 　のこりの1つは、追って、組み上げて、 　リリースすることにしています、が…… 　見本品として、キープするかもしれません。 　-- 書いていました。 この、杢入りの材での リアル バターケースは、 きっと、これが最後になります。 とっておきたい気持ち、ありますが。 リリースします。 サイドに、樹液が固まった、 ガムスポットがあります。 ブラックチェリー材として、特有の現象。 作者としては、気にならないのですが、 ここを考慮して、 グレードは、エリートとしました。 さて、さっきから。 「杢、もく」と言ってますが。 それはですね。 写真をご覧いただくと。 ビロードの生地に、光が差したように、 さりげなく、ですが、ゆらゆら、とした感じに見えます。 表面を平滑に仕上げても、3Dホログラムのように、立体的に見える。 これを、杢（もく）といいまして、木の繊維の配列の妙によって現れる意匠です。 それから。 木目じたいに注目していただくと。 ゆるくウェーブしているのが、わかります。 基本的な木目の分類としては、「柾目」ということになりますが、 加えて、その流れに、アレンジといってもいい、変化がついています。 たとえとして、遠いかもしれませんが、 フォークギターの音でいえば、Gコードと、G7コードといったところでしょうか。 もし、科学が進歩したとしても、 この木目の意匠、作為的に、意図的に作ることは難しいでしょう。 ブラックチェリーは、北アメリカからやってきます。 北米材としては、ブラックウォールナットと双璧を成す、ポピュラーな樹種です。 気持ちよく加工できて、精度も出しやすい。 ブラックチェリーを手にすると、こころ和みます。 オイルのノリも上々で、最後まで、楽しく仕事ができます。 お使いの方からの反応が上々です。 じんわりと、優しさが伝わってくる。 だけども、優しいだけでなく、スマートな感じも含まれている。 そのバランスが、絶妙。 家族がそろう、にぎやかな食卓のまん中においても。 親密なふたりが向き合う、そのあいだにあっても。 気楽に過ごす、ひとりの食事のおともにしても。 調和をたもってくれる、ふところの深さがあります。 そして、ブラックチェリーの良いところは。 なんといっても「熟成していく」ということ。 使っているうちに、色が深くなる。時間をかけて、飴色に変化してゆく。 この熟成していく過程が、なんといっても魅力なのです。 こうして、撮影し、アップした写真は、あくまでも“いまの色”である、ということ。 もし、手に入れていただけたなら。届いた日に、写真を撮っておいてください。 使えば使うほど。変ってゆくのを、実感できるはずです。 「エージング（aging, ageing）」という言葉があります。 一義的には「老化する」という意味ですが、 樽で熟成させるスコッチウイスキーのように、良い意味でも使われる言葉です。 長文になりました。そろそろ、エンディング。 シンプルに言い切ってしまえば。 「木は、出会いもの」 ゆえに、チャンスは限られます。 作ってお渡しすれば、作り手から材はなくなります。 なくなれば、同じ材を買えばいいじゃん……というわけには、まいりません。 普通のブラックチェリーの材なら、買えるでしょう。 けど、かような杢入りのブラックチェリーは、そう、ありません。 アラジンの魔法のランプに願っても、出てくるものでもせん。 それが事実で、それが真実。 希少性で、買い手の方を、あおるつもりはありません。 ですが、事実は事実として、真実は真実として、伝えたほうが良いと考えています。

	画像と同じ商品を、お渡しします。 色や質感は撮影やモニターの具合により、誤差があります。
	このバターケースの重量は576g（製品完成時）です。

木について

●アメリカン ブラック チェリー/American Black Cherry
ブラックチェリーと呼ばれることもあれば、 アメリカンチェリーと呼ばれることもあります。 おもに、アメリカ東部で生育。 ブラックチェリー材といえば、 アメリカ本国でも高級材とされています。 わが国でも、ここのところ 人気上昇中の樹種といえます。 製材したての材は、あざやかなサーモンピンク。 緻密な木肌で、光沢もある。 家具、楽器などに使われるほか、 たばこのパイプの材料としても用いられます。 時間とともに、 飴色に変化する性質を持っており、 使えば使うほど、 味わい深い色になっていきます。 名前で、ピンとくるかもしれませんが。 サクランボが実ります。 おなじみの「アメリカンチェリー」です。 また、木片は、 良質の燻製チップ材としても利用されます。 こうして、特徴をまとめると。 アメリカンブラックチェリーは、 日本の「ヤマザクラ」と似ています。 その魅力、拮抗して。 両者、甲乙つけがたい銘木といえます。 気乾比重：0.55
	写真は、2012年7月、 札幌市は円山公園にて撮影。 外国樹種で、日本で植えられることは、 ほとんどありません。 なので、国内では貴重な見本樹といえます。 （C）Kazuki KAWAHARA/SQUARE CRAFT FACTORY ◎画像の使用は、ご連絡をいただき、 当ページへのリンクをお願いいたします。

リアル バターケースついて
底が深いバターケースは、 皿型のバターケースより持ちやすいのですが、 そのかわり、バターが切りにくい。 削るにしても、バターが少なく、 薄くなると削りにくくなります。 この悩み…。 スクエアクラフトが解決しました。 オリジナルのアイディア「ポップアップ機構」は、 ケースをフタの上にのせるだけで、 バターが上がってくる、 まったく新しい設計コンセプトです。 底板には、18-8ステンレスを採用。 取りはずして洗うことができるので、いつも清潔。 木のバターケースについて、 清潔感を気にされる方にも、おすすめできます。 スクエアクラフトのバターケースには、 バターナイフを通すスリット（穴）がありません。 だから、密封・密閉性がアップ！ バターをおいしく長持ちさせることができます。 毎日の朝食が楽しくなる。 バターを大切に保存してくれる。 「リアル バターケース」は、 バターのための、 バターを使う人のための木製バターケース。 いろんな樹種で製作したバターケースは、 ひとつひとつ、写真を撮って、 webショップで紹介しています。 安曇野の工房から全国の皆さまへ。 たくさんの方に、お買い上げいただき、 ご愛用いただいております。 くわしい「リアル バターケース」の商品説明は こちらをごらんください ≫ 「リアル バターケース」の開発コンセプトも ぜひ、ごらんください ≫
●外寸：長さ18.4×幅10.0×高さ7.5cm　●内寸：長さ13.0×幅6.8×高さ3.4cm ※内寸の長さと幅は、ステンレス底板の寸法です（設計寸法です。実寸とは若干の誤差があります） ◇このバターケースには　200gサイズのバターが入ります。 ◇オイル塗料は、食品衛生法適合品を使用しています。

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